乳癌と闘う女性の初めてのヘアカット。それは“美しさ”への再スタート

最近ではタレントの北斗晶さんが乳癌を発症し、自分の身にもいつ起こるかと心配する女性も多いと思います。この映像に出てくる女性も、乳癌という病と立ち向かい、恐怖と絶望の日々を乗り越え今に至ります。抗がん剤治療により髪を失う辛さ。もう女性としての“美しさ”は完全に失ったと絶望した底辺。そこから這い上がり、全てをポジティブに考えられるようになるまでの軌跡が描かれた動画をご紹介します。

私は決して、この感覚を忘れない。

登場するのは健やかな、まだ乳癌を発症していない頃の女性。美しいロングヘアをもち、心身ともに健康そうな笑みを浮かべています。しかし病が突然、彼女を襲うのです。そして、ナレーションがスタートします。

この病気は私から美を奪う。

『この闘いの果てに、希望の光があるだなんて言わないで。』ごっそり抜け落ちる髪に、覚悟はしていたものの…ここが絶望の入り口です。

本当に考えてみたら人生は不公平。

『毎日が希望に満ち溢れているとしても、私の勇気は長続きしないの。私は強くなんかない。』病床で笑顔を見せつつ、内心は弱い気持ちでいっぱいです。

恐怖感が強すぎる。

『恐怖感が強すぎて、打ち克てないとすら思ってる。そして前向きな気持ちもすっかり無くなった。』予想を超えた絶望が、彼女からあらゆる力を奪ってしまう…病魔がいかに人間の心身を蝕んでいくかがうかがい知れます。

私にはもうコントロールすら出来ない。

『そしてもう二度と、「私はまだ美しい」と言うことはないでしょう。』そんな彼女に、かける言葉が見つかりません。

逆再生されるテロップ

絶望のどん底にいた女性に一体何が起きたのでしょうか。横たわりつつ、笑みを浮かべる女性。そして今までの絶望した言葉が逆再生され、全てがポジティブに変化するではありませんか。

『私はまだ、美しい。私はコントロールすら出来ないって、もうぼやくこともないでしょう。私のポジティブさが、この病に勝つ。』

病をやっつけられる。

『恐いだなんて思わない。私は強いから。私の勇気が長続きしないなんで嘘。』そう、考え方、気持ちひとつで全ては変るのです。

毎日は希望に満ちている。

『人生は不公平だとしても、毎日は希望に満ちているし、本当に考えてみたら、この闘いの果てに希望の光があるように思う。』どんな時でも、希望を忘れないこと。

この感覚を、決して忘れない。

『この病気が私から美を奪うなんて思わない。』どんなルックスでも、美しさは内面から出る、と女性は語ります。絶望の先に見えた希望の光。

病を乗り越えた末の初めてのヘアカット。それは美しさへの新たなるスタートなのです。

アメリカの化粧品会社、“Ulta Beauty”の映像でした。Ulta Beautyでは写真送付や商品購入により募金を集め、BCRF(乳がん研究基金)をサポートしています。どんな状況でも、人はきっと美しくいられる。乳癌という絶望を乗り越え、より美しく輝き始めたトレーシーの実話を、ぜひご覧ください。

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