”自分色”のクレヨンで絵を描こう。尊重し合う大切さを説いた資生堂のCSR施策

Case: My Crayon Project

資生堂が2018年に実施したCSRキャンペーンをご紹介。

さまざまな人がいれば、その肌の色もさまざま。しかしクレヨンや絵の具に入っている「肌色」が一色しかないように、それが個性としてひろく認知されているとは言い難い── そんな現状を変えるべく、子どもたちひとりひとりに「自分の肌の色」のクレヨンをプレゼントする取り組みを行ったのです。

子どもたちの肌を専用の機械でスキャンし、ひとりひとりの肌の色を解析。

その色をもとに、1本1本顔料の調製を変え、世界に1つしかない「“自分色”のクレヨン」を作りました。

クレヨンの表面には「肌色」という名前のかわりに、色のもとになったひとりひとりの子どもたちの名前が刻まれています。

できあがったクレヨンを使い、教室で特別授業も行われました。子どもたちは「自分だけの色」を使い、自分自身の絵を描いたり、友達の絵を描きあいました。

肌の色は、ひとりひとりの個性。みんな違うからこそ、美しい── 子どもたちにとって親しみのあるクレヨンという題材を使い、お互いの個性を尊重しあうことの大切さを啓蒙する、美容メーカーならではの秀逸なCSRでした。

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