『より良い明日のために。』 病気と闘う親子を描いた心打たれるストーリー
病気の子どもたちや、その家族をサポートするカナダの慈善団体・SickKidsが、人々に募金を呼びかけるテレビCMを制作しました。
SickKidsが支援する小児専門病院「The Hospital for Sick Children」に入院している子供たちにスポットをあてて描かれたこのコマーシャルは、45パターンもあり、45日間にわたって毎日日替わりで放送されました。ここではそのうちの5本をご紹介します。
2014年11月9日
昨年、肺がんと診断された女の子。すでにリンパや脳に転移しています。父親のフィルさんは余命短い娘のそばを片時も離れず、夜も病院で寝泊まりしています。
2014年11月10日
生まれつき腎臓の働きが弱く、生きるために透析治療を受けているTaylum君。その小さな体には何本もの管が繋がれていますが、いつも周囲の人たちに笑顔を見せています。
2014年11月11日
産まれてからずっと下半身にギブスをつけているMalinちゃんは、形成不全という股関節の病気。でもお父さんに高く抱っこしてもらっている表情はとても嬉しそうです。
2014年11月13日
先天性免疫不全症という病気のため、これまでに336日を病院で過ごしたKael君。「家に帰ってほしくない」と、しがみついて泣き出すKael君を、お母さんは優しく抱きしめます。
2014年11月18日
血液のがんと言われる白血病と診断されたGabriel君は、これまでの人生の半分を病院で過ごし、治療を受けてきました。そしてこれからも、病気に打ち勝つためには辛く、険しい道のりが待っています。
それぞれのCMの最後は…
子どもたちの明日が、今日あなたが過ごした一日と同じくらい幸せなものになるように、寄付をしてください。
と締めくくられています。
明日を信じて、小さな体で懸命に病魔と闘う子供たち、そして必死に涙をこらえ、笑顔で我が子を励ます両親。そんな家族の姿を少しずつ切り取った、心が強く揺さぶられるCMでした。
(参考サイト:YouTube)
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