「暴力を予防するワクチンはありません。」 英国ユニセフの啓発映像が胸を打つ

日本にいると実感することはほとんどありませんが、世界中で多くの子どもたちが暴力の現状に直面しています。戦争地域、危険な街角、また彼らの自宅や学校でも、暴力は起こりえます。赤ちゃんから10代の若者まで。彼らは痛めつけられ、レイプされ、殺されることすらあるのです。

そんな辛い現実をリアルに訴える英国ユニセフの映像が切なく胸に響きます。

1人薬局を訪れる少年

クマのぬいぐるみを片手に、裸足の少年は薬局を訪れます。
顔には痛々しいほどのアザや傷。

そんな少年を優しくいたわる薬剤師の男性。「また戻って来たのか?」と声を掛け、少年への暴力が日常的であることが分かります。ギャングの見張り役として使われているこの少年に、薬剤師の男性は「ギャングの暴力」というワクチンを処方します。

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暴力を予防する大量のワクチンがそこに…

少年がワクチンについて説明を受けているときに突如、地震が発生。外からの喧騒やサイレン、銃撃音と共に、棚から暴力を予防する大量のワクチンが落ちてきます。“戦争”、“レイプ”、“殺人”と書かれたボトルや箱。その“暴力”の数々に怯える少年の表情が、見るものの心に刺さります。

最後にはこんなメッセージが。

5分毎に1人の子どもが、暴力によって亡くなっています。
暴力を予防するワクチンなどありません。
あなたしかいないのです。

世界の子どもたちに日夜行われている暴力の現状。日本の子どもたちにも、もちろん起こりうることです。まずはその子どもたちの痛みを感じることから始めてみませんか。

(参考サイト:YouTube)

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