アメリカで「Sakura」は浸透するか? Red Bull春限定フレーバーを発売
Red Bullが、米国市場向けに春限定フレーバー「Spring Edition Cherry Sakura」を発表しました。チェリーと桜、そしてアーモンドのフレーバーを組み合わせた期間限定商品で、アメリカ全土で展開されます。
注目したいのは、味そのものよりも”名前の選び方”です。なぜ「Cherry Blossom」ではなく、「Sakura」なのでしょうか。
「Sushi」や「Emoji」はすでにアメリカの日常語として定着していますが、「Sakura」はまだそこまでの浸透度とはいえません。
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それでもあえて日本語のまま採用したことは、単なるフレーバー名の選択ではなく、日本の春という文化イメージをそのまま持ち込もうとしている意図とも読めます。
背景として興味深いのは、Red Bull Japanが2016年に世界初の桜フレーバーを春限定で発売しており、今回の米国展開はそこから約10年後にあたるという点。日本発のフレーバーが時を経てアメリカ市場に”輸出”されたとも見ることができます。
日本やアジアでは、「桜味」は春の訪れを告げる定番として毎年登場します。味以上に「春が来た」という季節感を消費する文化が根付いており、Red Bullはその発想をアメリカ市場に持ち込もうとしているのかもしれません。
日本のホワイトデーがそうであるように、「この季節にはこれを買う」という習慣をブランドが意図的に作り出す事例もあります。
「春になったら桜フレーバーのRed Bullを飲む」という新しい季節の儀式をアメリカで根付かせることができれば、毎年繰り返される購買機会を生み出せる――そんな長期的な狙いも感じさせます。
また、これが日本企業による発信ではないというのも興味深い点です。外資ブランドが日本の文化コードをそのまま採用することは、日本カルチャーが”説明必須な存在”から”そのまま通用する記号”へと変化しつつある兆しとも読めます。
海外展開を考える日本企業にとっても、示唆のある事例といえるでしょう。
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