日本人の心揺さぶる!? 神社仏閣テーマのキャンペーン・マーケティング施策15事例
初詣や除夜の鐘といった年中行事にとどまらず、いま神社仏閣は“体験”や“ストーリー”を生み出す場として、企業やブランドのマーケティング施策においても存在感を増しています。失恋の供養、煩悩の可視化、推し活のお守り、さらには宇宙を旅した金箔まで。
2024年から2025年にかけて実施された施策を見ていくと、伝統的な信仰や文化を単なるモチーフとして消費するのではなく、人々の感情や願いにていねいに寄り添いながら、現代的な価値や体験へと再解釈する動きが目立ちます。
本記事では、日本人の心に深く根づく「神社仏閣」という文脈を活かし、共感・参加・拡散を生み出した15の事例を厳選して紹介。“祈り”や“願い”をどう施策に落とし込み、ブランド体験へ昇華しているのか。そのヒントを探っていきます。
1. 失恋の日に短期決戦!? ペアーズが仕掛ける「失恋買取キャンペーン」とは

恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」は、4月20日の「失恋の日」を記念して、あなたの本当にあった失恋エピソードを募集し、次の新しい恋を応援する企画「ペアーズ失恋買取キャンペーン」を公式X(旧Twitter)で開催。
この企画は、4月20日の「失恋の日」にちなみ、過去の失恋エピソードをXから応募した方の中から420名以上にAmazonギフト券や豪華景品があたるキャンペーンです。
さらに、これから新たな恋に恵まれるよう、集められた失恋エピソードは後日ペアーズがお寺に持ち込み供養を実施予定。新生活を迎える4月に過去の失恋を供養して、心機一転次の恋に踏み出す機会となるよう企画実施されたものです。供養の様子は、後日ペアーズ公式オウンドメディアなどでも発信予定となっています。
そして、「ペアーズ失恋買取キャンペーン」開催に合わせ、「お友達紹介キャンペーン」も開催。2024年4月12日(金) から2024年4月25日(木)の対象期間中に、ペアーズをお友達に紹介すると紹介者と被紹介者どちらにも通常よりも多くのえらべるPayがもらえる特別キャンペーンとなっています。
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2. あなたの「煩悩」法要します! 悩みに効く108冊を集めた「煩悩ブックフェア」開催

株式会社講談社は、2024年12月13日(金)より、全国の書店・電子書店にて、「煩悩ブックフェア」を開催。ブックフェアでは、煩悩の数に合わせた108冊の本やコミック、絵本などが選定され読み手の煩悩(悩み)を解決する1冊との出会いを提案します。
特設サイトでは、「子どもの話題についていけない」「会社を今年も辞められなかった」など、36カテゴリに分けられた煩悩に答える本を3冊ずつ紹介。ピックアップされている本は、サイトから在庫検索や試し読み、電子書籍の購入ができる導線が設計されており、目に止まった本をすぐに購入できることで購買効果も期待できます。
「最近、140字以上の文章が読めない。」という煩悩に、「字数が多ければ良いってものでもないよね。」という読み手に寄り添う一言や、「大掃除で捨てた分、福袋で倍に増えた。」という煩悩に、「結局、物も悩みも捨てられない。」という奥深い一言など、それぞれの煩悩にはオリジナルキャラクター「イッキュウ」のコメントが添えられています。読み手に共感しつつも時に辛辣なイッキュウの一言が、本をさらに魅力づけ、本選びを後押ししそうです。
さらに、煩悩ブックフェアの対象書籍・全108点をすべて揃える書店には、「煩悩の鐘」と「煩悩ボックス」が設置されます。まるで除夜の鐘をミニチュアにしたかのような鐘は本当に鳴らすことができ、煩悩ボックスには今年残した煩悩を「お札」に書きこみ奉納することが可能です。
お札は後日、東京・護国寺で法要されるという本格ぶりで、「読み手の煩悩を叶える」というコンセプトへのこだわりがうかがえます。
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3. 大声で抱負を表現! 築地本願寺に「感謝之心奉納箱」設置、参拝者に音響制御技術をPR

築地本願寺とピクシーダストテクノロジーズ株式会社(以下、PxDT)は、2024年12月31日(火)から2025年1月1日(水)にかけて、築地本願寺境内に「感謝之心奉納箱」を期間限定で設置しました。
この特設エリアでは参拝者が大きな声で旧年への感謝や新年の抱負を仏様に伝えるという、これまでにない新しい参拝体験を提供するもの。本施策は400年を超える歴史と静寂を重んじる築地本願寺にPxDTの革新的な音響技術「iwasemi™」を融合させることで実現しました。
PxDTが開発した「iwasemi™」は、音響メタマテリアル技術を基盤とする独自の吸音技術で、声を特定のエリア内で吸収・制御するシステム。参拝者が大声で感謝や抱負を表現してもその声が周囲に漏れることがなく、寺院特有の静寂を守りながら参拝者が安心して思い切り声を出せます。そのため、「感謝之心奉納箱」では参拝者は大晦日に旧年への感謝を大きな声で表現し、元日には新年の抱負を声に出して仏様に届けることができます。
参拝者が声に出すことで得られる体験は静かに手を合わせるだけの参拝とは違い開放感や爽快感あり、新しい年のスタートをより意味深いものにしそう。築地本願寺の荘厳な雰囲気の中での一風変わった本施策は、体験する多くの人にとって記憶に刻まれるものとなるでしょう。
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4. 「紫陽花傘」で京都の寺院を彩る|フェリシモの商品を無料レンタル、フォトコンも開催

株式会社フェリシモは、京都の柳谷観音楊谷寺で紫陽花傘の「アンブレラスカイ」イベントを2024年6月1日(土)から2024年6月30日(日)まで開催しました。
本イベントは、訪問者が「紫陽花傘」を無料で借りて撮影できる機会を提供し全国各地で開催されている「#紫陽花傘フォトコン」に参加できるフォトコンテストと同時に実施。フェリシモはこのイベントを通じて顧客のエンゲージメントを高め、ブランド認知度の向上を図っています。
紫陽花傘はフェリシモオリジナルのデザインで、憂鬱な雨の日を鮮やかに彩るアイテム。傘には透明な素材に美しい紫陽花が描かれており、雨の日でも明るい気分で過ごせるよう工夫されています。イベント会場で傘を借りて撮影する訪問者は、SNSに写真を投稿することでフォトコンテストに参加でき、優秀作品にはフェリシモの商品やお買い物チケットが贈られます。
会場である柳谷観音楊谷寺では、紫陽花傘のアンブレラスカイだけでなく、花手水も楽しめます。花手水は寺院の手水舎に花を浮かべた美しい景観で、訪れる人々に癒しを与えるもの。花手水と紫陽花傘のコラボレーションは、訪問者にとって特別な体験となるでしょう。
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5. 宇宙を旅した金箔が御守に。善光寺釈迦堂世尊院で「宇宙金箔御守」販売開始

東京都千代田区に本社を置く1【ONE】株式会社は2024年12月13日(金)に、長野市の善光寺釈迦堂世尊院と提携し、「宇宙金箔御守®」の販売を発表しました。
この御守は同社の宇宙サービス「Space Express -宇宙宅急便-」を利用して、スウェーデン宇宙公社(SSC)のロケットで宇宙空間を旅し、地球に帰還した金箔を封入した世界初の試みです。伝統的な仏教文化と最先端の宇宙技術を融合させた商品は、その希少性とストーリー性で話題となっています。
この金箔は2024年11月26日(火)に打ち上げられ地球を離れた後、宇宙空間を巡り無事に帰還しました。宇宙ならではの「上昇」「成功」「無事帰還」という要素が象徴的な意味を持ち、それぞれのご利益が期待されています。
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6. 【寺×クラシック】M&Aベストパートナーズ、妙深寺でクラシックライブを開催

株式会社M&Aベストパートナーズは、2024年6月22日(土)に本門佛立宗 妙深寺で「M&Aベストパートナーズ×100万人のクラシックライブ」を開催。本イベントは同社のCSR活動の一環であり、企業としての社会貢献を重視し、地域社会とのつながりを深めることが目的です。
特に今回のライブは世代や職業を問わず多様な人々が集まる場として、お寺という心の拠り所を選定。参加者はリラックスした環境で音楽を楽しみ、心地よいひとときを過ごすことができます。
演奏者は東京藝術大学音楽学部器楽科出身のヴァイオリニスト柳澤 良音氏と、桐朋女子高等学校音楽科出身のピアニスト楠 絵里奈氏が出演予定。両者ともに数々のコンクールで受賞歴があり、国内外での演奏活動を通じて高い評価を受けています。
本イベントは単なるクラシックライブに留まらず、演奏者による解説付きで行われます。楽曲や作曲家に関する背景情報を交えながら進行するため、クラシック音楽に馴染みのない人々でも楽しめる内容となっています。
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7. 御髪神社でお焚き上げ企画実施—マイナチュレが髪への願いを奉納する新たな取り組み

株式会社レッドビジョンの頭皮ケアブランド・マイナチュレは、1月11日を「髪について考える日」として制定し、一般社団法人日本記念日協会に記念日として正式に認定されました。
この記念日制定に伴い、同ブランドは特別企画として日本で唯一の髪の神社である京都の「御髪神社」にて髪に関する願いを奉納する「お焚き上げ」企画を実施しました。
御髪神社での「お焚き上げ」企画は、顧客に髪への願いや理想の姿を奉納する特別な体験を提供する施策です。多くの人は「現在の髪」について意識する機会はあっても、「未来の髪」や「なりたい自分」について考える機会は少ないもの。そこでマイナチュレは、人々が理想とする髪や姿を実現するための一助になりたいとの想いを込めて、この企画を立ち上げました。
本企画では購入者に同封される「絵馬はがき」や専用フォームから髪への願いを送ると、マイナチュレが日本唯一の髪の神社である御髪神社に代理で奉納してくれます。マイナチュレの製品を利用していない方も参加可能となっており、ヘアケアに対する思いを共にすることができる仕様です。
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8. 願いが「ほぼ」叶うかも?! 神社や御朱印まで作ってしまう「ほぼカニ」のファン施策とは

水産練製品や惣菜の製造・販売を行うカネテツデリカフーズ株式会社は、人気商品「ほぼカニ®︎」をモチーフに建立された「ほぼカニ神社」の御朱印帳・おみくじを開発、2024年10月17日(木)より販売開始しました。
「ほぼカニ神社」は、同社の本格派カニ風味かまぼこ「ほぼカニ」が発売10周年を迎えるのを記念し、2024年4月1日(月)に、兵庫県神戸市の本社前に建立されたスポット。神社には御祭神である巨大な「ほぼカニ様」が祀られており、狛犬ならぬ「狛カニ爪」や、カニ爪で悪縁を断ち切り、夢を掴み取る「ほぼカニ爪御守り」など、ユーモア溢れるコンテンツが魅力で、多くの「ほぼカニ」ファンが神社を参拝しています。
今回新たに開発された御朱印は、力強さと守護の象徴であるカニ爪を巴紋のようにあしらった本格的なデザイン。参拝の楽しみが増えるとともに、メジャーな趣味となりつつある御朱印集めをするユーザーにも、認知の裾野が広がりそうです。
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9. ヤングマガジン、年末特別企画。108の煩悩シーンを新聞広告で公開

大晦日、108つの鐘の音で煩悩を払い、心を清める「除夜の鐘」は、日本人にとって年末の風物詩。その中、講談社『ヤングマガジン』は2024年12月31日(火)の朝日新聞全国版朝刊にて、伝統的な行事にユニークなアプローチを試みました。
「煩悩をたいせつに。」をテーマに煩悩を肯定的に捉える大胆な提案を行い、同誌の連載作品から煩悩シーンを集めた「煩悩一〇八連発広告」を展開。その内容は伝統文化と漫画カルチャーを見事に融合させた、新しい時代の広告スタイルとして注目されています。
本広告のテーマは「煩悩を否定せず、むしろ肯定する」という一風変わった視点。「煩悩をたいせつに。」というキャッチコピーを掲げ、108の煩悩シーンを詰め込んだ紙面は圧巻です。
掲載されたシーンには「コンビニでドカ食いしたくなること……!」「私は学園のインフルエンサーになる……!」「平日の昼に飲むビールは最高だにゃ」といった多様な欲望や感情が並び、煩悩が人間らしさの象徴であることを強調。
ヤンマガは新聞広告だけでなく、デジタル領域でも大胆な展開を見せました。同誌の公式X(旧Twitter)では、「煩悩EDMムービー」を公開。除夜の鐘の音をエレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)に組み込み、煩悩を象徴する鐘の音がテンポを上げながら盛り上がる映像は、見る者に強烈なインパクトを与えるものです。
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10. 日常生活改善へ! 治療アプリのCureApp、高血圧専門医・寺院と宿坊イベントを開催

日本で初めて(同社調べ)、高血圧症向け治療アプリの製造販売承認および保険適用を取得した株式会社CureAppは、2025年1月18日(土)および25日(土)に、埼玉県飯能市の正覚寺で「薬だけじゃない!血圧チャレンジ宿坊」を各1泊2日の日程で開催しました。
CureAppの提供する「高血圧治療補助アプリ」は、高血圧と診断された人に対し、医師が処方するもの。普段の生活において医学的アドバイスを行うことで、通院と通院の間の自宅などでの治療や生活習慣の改善をサポートし、高血圧の改善を目指します。
イベントは、高血圧専門医監修のもと、高血圧予防に有効な生活習慣改善を日常生活に取り入れるヒントを提供する目的で実施され、血圧が気になる40~60代の参加者計20人が集まりました。プログラムでは、高血圧専門医の監修により1食当たりの食塩相当量を2g未満に抑えた特別な精進料理を提供。さらに、ストレス管理や緩和につながる可能性のある写経・坐禅体験、ご住職による法話、作務などを体験しました。
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11. 日常の欲望をポジティブに。法輪寺で展示型イルミネーション「よく欲照らす寺」開催

株式会社GEKIは東京都新宿区の萬年山 法輪寺と共同で、2025年2月24日(月・祝)から2025年3月2日(日)までの期間、展示型イルミネーションイベント「よく欲 照らす寺」を開催。
本イベントは日常の中で生まれる「欲」を否定するのではなく、そのポジティブな側面を見つめ直し、人生の原動力として再認識する機会となっています。
現代人は無意識のうちに、自身の欲望と向き合いながら葛藤することが多いといわれています。「欲を持たないことが美徳」とする考え方が広まる一方で、欲望そのものを否定することは本来の豊かさを見失う要因にも。
仏教においても「欲」は単なる煩悩ではなく、適切に向き合うことで生きる活力となるものとされています。本イベントは「ついやってしまう」行動をネガティブに捉えるのではなく、それが自分にとってどのような意味を持つのかを見直す機会を提供するものです。
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12. 新生活のお守りに“破れない祈願” 「スゴスト神社」が原宿に出現

破れに強くタイツの強度とストッキングの透明感を併せ持つというレッグウエア「スゴスト」の発売を記念して、アツギ株式会社が4月11日(金)から4月13日(日)までの3日間、ポップアップイベントを、WITH HARAJUKU(渋谷区神宮前)で開催しました。
「スゴスト神社」と名付けられたイベントでは、鳥居を模したオブジェを設置。“やぶれたくない”ことを書いた絵馬を奉納すると、女性の願いを叶えてくれるという赤城神社で祈祷を受けた新商品がお守りとして授受されるというサンプリングを実施しました。
時代の変化により着用感や破れやすさ、カジュアルな装いがオン・オフ問わず主流化したことなどから「ストッキング離れ」「着用機会が減っている」とされる昨今。伝線しやすい・破れやすいという製品特徴を改善して、素足でいるよりも肌やレッグラインがきれいに見えるなどの‟魅力”を再認識してもらおうという企業努力が垣間見えます。
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13. 「おしめんさん」から「推しメン」へ。諫早神社の新御守「推し守」登場

長崎県諫早市に鎮座する諫早神社は、2025年4月4日(推し推しの日)より、御守「推し守(おしまもり)」の頒布を開始しました。
若年層に広がる“推し活”文化と日本の伝統的な信仰を融合させたこの新しい授与品は、地域資源の新たな価値創出を実現する取り組みとして注目されています。
諫早神社は、奈良時代に聖武天皇の勅命によって創建された、九州総守護の神々をお祀りする由緒ある神社。かつては「四面宮(しめんぐう)」という社名で、地元では「お四面さん(おしめんさん)」の愛称で親しまれてきました。
この「おしめんさん」という名称が、現代の“推しメン”という言葉と自然に重なることから、神社は「推し活」をテーマにした新しい御守「推し守」の奉製に至りました。言葉の偶然の一致ではなく長い歴史と人々の想いが息づく名称が現代のカルチャーと結びついたことで、新たな価値が生まれています。
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14. 櫻木神社でご祈祷済みパッケージ!「リプトン しあわせ咲くらミルクティー」登場

森永乳業株式会社は世界No.1のティーブランド「リプトン」から、期間限定商品「リプトン しあわせ咲くらミルクティー」が2025年2月11日(火)より沖縄を除く全国で発売されました。
本商品のパッケージには、満開の桜とお守りがあしらわれ、裏面には応援メッセージを書き込める桜柄の絵馬がデザインされています。桜は「新たな門出」や「成功」の象徴でもあり、新生活や受験を迎える人々へのエールを込めた設計。今回の「ご祈祷済みパッケージ」という独自のアプローチは、春限定商品の域を超えたブランディング施策です。
食品・飲料業界では季節限定フレーバーや特別デザインのパッケージを用いた販売促進は一般的です。しかし「しあわせ咲くらミルクティー」ではさらに「ご祈祷済み」という要素を加えることで、商品に新たな価値を生み出しました。
2024年9月19日(木)にリプトンのマーケティング担当者は櫻木神社を訪れ、商品に合格祈願・心願成就のご祈祷を拝受。また開発担当者も「新生活がしあわせなものになるように」と願いを込め、絵馬を奉納しています。
これにより商品自体が「縁起の良いもの」となり、購入者にとっては単なるミルクティーではなく「願いを込めた一杯」としての意味を持つようになりました。生活者は商品を手に取ることで応援されているような気持ちになったり、自分自身の願いを後押しする存在として活用したりすることができそうです。
このように商品の背景にストーリーを持たせることで限定フレーバー以上の価値を提供でき、生活者の共感を呼ぶポイントとなっています。
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15. バレンタイン神社で楽しむスイーツとコーヒー。筑後市で甘くて苦い「恋」のイベント開催

筑後地区観光協議会は、2025年2月11日(火・祝)に福岡県筑後市の恋木神社および山梔窩で「スイーツマルシェ&サンシカ・コーヒー・ミーツ」イベントを開催します。本イベントはバレンタインデーと「恋」をテーマに、スイーツとコーヒーを楽しめる企画。筑後市の魅力を発信しながら地域住民や観光客の交流を促進し、地域経済の活性化を図れそうな取り組みです。
本施策では恋木神社に市内外から約30のスイーツ店が集まり、バレンタインにふさわしい多彩なスイーツを提供するマルシェが開かれます。山梔窩では7つの珈琲店が集まり、豆の焙煎からドリンク販売までを行い、店ごとのこだわりの味を楽しむことも。
水田地区観光駐車場では、はね丸のふわふわ遊具や筑後市立図書館の移動図書館「としょまーる号」が登場し、子ども連れの家族でも楽しめる企画が用意されています。
恋木神社は日本で唯一「恋命(こいのみこと)」を祀る神社として知られているところ。全国から恋愛成就を願う参拝者が訪れるこの場所は「バレンタイン神社」とも呼ばれ、恋愛と縁の深いスポットとして認知されています。この既存のブランド力を活かしバレンタインデーに関連したスイーツやコーヒーのイベントを開催することで、ターゲット層への訴求力を高められそうです。
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神社仏閣テーマの施策15事例
今回紹介した15の事例に共通しているのは、神社仏閣を単なる「場所」や「装飾的モチーフ」として扱うのではなく、人の感情や人生の節目に深く関わる“意味のある場”として捉えている点です。
失恋や煩悩、健康、不安、推しへの想い……どれも可視化しにくく、言葉にしづらい感情だからこそ、「祈る」「奉納する」「供養する」といった日本古来の行為が、強い納得感と没入感を生み出しています。
伝統とテクノロジー、地域文化と商品、信仰とエンタメ。相反しがちな要素を掛け合わせながらも違和感なく成立している施策は、これからの体験設計やブランディングにおいて重要な示唆を与えてくれそうです。
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