広告費に頼らない集客でランチ需要に対応、バインミー専門店の戦略

株式会社イコックは、2025年12月11日(木)、東京・赤坂見附エリアにバインミー専門店「TOKYO BANH MI STAND」をグランドオープン。広告費に頼らない集客モデルで注目を集めています。


TOKYO BANH MI STANDで提供しているバインミー

ファンベースを活かした店舗展開

運営元である株式会社イコックは、国内最大級のエスニック料理特化型メディア「エスニックマガジン」を運営しており、SNSフォロワー数は3万人を超えています。今回オープンした「TOKYO BANH MI STAND」は、同メディアで培ってきた知見とファンベースをリアル店舗へと昇華させた初の取り組みです。

出店地は、赤坂見附駅から徒歩3分の東京都港区元赤坂エリア。数千人の就業者が存在する一方で、ランチ提供店舗が不足しているという需要に着目し、平日ランチ需要を確実に捉える立地戦略が採られています。


今回出店した元赤坂エリアのランチピーク(12時ごろ)の様子

広告費ゼロを前提とした集客設計

本施策の大きな特徴は、広告費に依存しない集客モデルです。自社メディアとSNSで形成されてきたファンベースを活用することで、新規顧客獲得にかかるコストを抑制。プレスリリースによると、オープン初日から広告費に頼らない高稼働を記録しています。

あらかじめ関心を持つ層との接点を持っていたことにより、スムーズな店舗集客につながったのではないでしょうか。


店舗の入り口に貼っていたグランドオープンの告知画像

「並ばない」導線による高回転モデル

忙しいオフィスワーカーの利用を前提に、店舗ではモバイルオーダーやSquare Kioskを導入。注文から受け取りまでの待ち時間を極力減らすことで、「並ばない」導線を意識したテイクアウトを徹底を徹底しています。

ピークタイムでも回転率を高めやすい設計とすることで、高回転・高収益モデルの確立を目指しています。商品開発においては、ベトナム料理研究家による監修のもと、専用パンや本格的なパテを使用し、一口目の満足感を重視した設計がなされています。


店舗での会計はSquare Kioskを使用

狭小物件・多店舗展開を見据えた検証マーケティング

今回出展した元赤坂店は、将来的な多店舗展開を見据えた第一歩と位置づけられています。今後は直営店のドミナント展開に加え、狭小物件でも運営可能なモデルの構築や、中食・流通市場への参入も視野に入れているとのことです。

バインミーを、日本のランチタイムの選択肢として定着させる構想は、飲食ビジネスにおけるマーケティング事例として、今後の展開が注目されます。

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