公共空間のスマホ不安をミュージカル調で描く ソフトバンクの啓発施策
ソフトバンク株式会社は、2025年12月16日(火)に、公共交通機関でのスマートフォン利用にまつわる不安や誤解をテーマにしたWeb動画「撮られてるかもミュージカル」篇を公開しました。
本動画の舞台は、電車やバスの車内。スマートフォンを擬人化したキャラクターが、ミュージカル調で語りかける構成が特徴です。スマホの声は、声優の山寺宏一さんが1人4役で演じ分けています。
車内で生じる不安にフォーカス
スマートフォンは生活に欠かせないインフラである一方、その使い方が周囲に不安や誤解を与えてしまうことがあります。ソフトバンクが実施した調査によると、車内で他人のスマホのカメラが自分に向いていると感じた経験がある人は35.4%、「撮られているかもしれない」と不安・不快感を覚えた人は28.0%と、約4人に1人が不安を経験しています。
また、自身のスマホ操作が「他人を撮っていると誤解されているかもしれない」と感じた人も24.6%に上り、公共空間では撮る側・撮られる側の双方にモヤモヤが生まれやすい実態が明らかになっています。

ミュージカル演出でユーモラスに表現
動画では、乗客役を演じる上田航平さんの視点を通じて、車内で膨らむ不安や思い込みを描写。擬人化されたスマホが歌とダンスで登場し、「僕らは悪いスマホじゃない」と訴えかけるミュージカル演出によって、日常で誰もが感じたことのある違和感をユーモラスに可視化します。
物語では、「カメラは下に向ける」「レンズを隠す」「カメラの向きを変える」といった、誰でもできる簡単な配慮を明るく提案。スマホそのものを否定するのではなく、少しの意識で周囲の安心感を高められることを、前向きなメッセージとして届けています。

企業の姿勢をエンタメで伝える広告事例
本施策は、公共空間におけるスマホ利用という身近で繊細なテーマを、調査データに基づいて可視化。さらに、ミュージカルという親しみやすい表現へと昇華しました。注意喚起やマナー啓発にとどまらず、「少しの配慮で、誰もが気持ちよく過ごせる」という行動のヒントまでを明確に提示していることがポイントです。
通信サービス提供企業として、スマートフォンを社会インフラとしてとらえ、その使われ方にまで目を向けるソフトバンクの姿勢を、生活者目線で訴求しました。
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