\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<12/1-12/7>

PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。

今回は、Duolingo、カネボウ化粧品、M925、味の素AGF、ロート製薬の事例紹介記事をまとめてお届けします。

1. Duolingoが“コンビニ”をオープン? 渋谷に日本初ポップアップストア登場

語学アプリ「Duolingo」が、東京・渋谷に“コンビニ”をテーマにした日本初のポップアップストア「DUOMART」を開きます。開催期間は2025年12月18日(木)から30日(火)の12日間。アプリの特性と日本の象徴的カルチャーを重ね合わせたユニークな体験設計が特徴です。

開催場所は12月5日(金)の正式発表に先立ち、12月1日(月)から4日(木)の間に渋谷の電柱広告で“ヒント”として掲出。街中に散らばる手がかりを探すプロセスで、SNS投稿の誘発を狙いました。

Duolingoはこれまで「いつでも、どこでも、楽しく学べる」学習体験を提供してきました。「DUOMART」は、このブランドの本質を“24時間365日開いているコンビニ”という日本の生活文化に投影。

アプリの「いつでも学べる」という価値と、コンビニの「いつでも立ち寄れる」という特性を重ね、Duolingoが“日常のそばにある存在”だと訴求します。

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2. 芸術品のようなケースが生まれ変わる コレクター歓喜の「ミラコレ」リユースキャンペーン

毎年“芸術品のようなケース”が話題となるカネボウ化粧品のプレミアムおしろいブランド「ミラノコレクション」は、2025年11月18日(火)から、今年で6年目となる「ケースリユースキャンペーン2026」を開始します。

本取り組みは、使い終わったケースをオルゴールや拡大鏡に生まれ変わらせてプレゼントする企画。愛用者が大切に保管してきた容器への思いに寄り添いながら、ブランドとの接点を長く保ち続けるブランディング施策です。

ミラノコレクションのケースは毎年デザインが変わるため、コレクションとして保管する愛用者が多いそうです。女神や天使が刻まれた立体的なレリーフや宝石箱のような造形は、単なる容器を超えた“美術品”としての存在感があるというファンの声も。

リユースキャンペーンは、こうした“手元に置いておきたい”というファンの願いに応えたもの。2020年の開始以来、昨年は400名枠に対して5,000名以上が応募するなど、ブランドへの愛情を可視化する取り組みです。

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3. 「身につけたい言葉」とは? コピーライターがデザインした新ジュエリーブランド

東京・原宿発のジュエリー缶バッジブランド「M925(エムキューニーゴ)」をご存じでしょうか。このブランドを手掛けるのは、広告・PR業界で数々のキャンペーンを生み出してきたクリエイティブディレクター/コピーライターの中川 諒さん。「コピーそのものを商品やブランドにする」という挑戦から生まれたプロジェクトです。

2025年12月3日(水)から5日(金)の3日間、ファーストコレクションの立ち上げを記念して、TRUNK(HOTEL) CATSTREET ROOM101(東京都渋谷区神宮前)で、ポップアップイベントを開催します。

時間と労力をかけて「いい言葉」を生み出しても、キャンペーンが終われば消えてしまう広告コピー。その瞬間のきらめき、刹那性が広告の魅力である一方、ある種の切なさをまとっていることは言うまでもありません。

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4. 味の素AGF、期間限定の珈琲自販機を東京駅設置 がんばりに寄り添う施策

味の素AGF株式会社は、インスタントコーヒー「ちょっと贅沢な珈琲店®」スティックの無料サンプリングイベント『「ちょっと贅沢な珈琲店」スティック presents “がんばるあなたの珈琲自販機”』を、2025年11月25日(火)から28日(金)までの4日間限定で、JR東海 東京駅イベントスペース(八重洲コンコース)で実施しています。イベントのテーマは「この1本で、自分に、ちいさな、がんばれを。」です。

忙しい日常で見過ごされがちな、現代のビジネスパーソンの“日々のちいさながんばり”に寄り添うことを目的に、特別仕様の自動販売機を設置。「満員電車に毎日揺られて出社するがんばり屋なあなたへ」「夢の中でもプレゼンしちゃってるがんばり屋なあなたへ」など、21種のメッセージがずらりと並びます。

自分にぴったりだと思う一言を選ぶと、「ちょっと贅沢な珈琲店」スティックと紙カップがそれぞれ2点ずつ入ったセットを受け取れます。オフィスに持ち帰り、同僚とシェアすることで、自然なコミュニケーションのきっかけにもなりそうです。

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5.「目薬はじめどきっ! カルタ」キャンペーン、47都道府県にランダム広告掲出も

ロート製薬株式会社は、ロート製薬の目薬アンバサダー「SixTONES」とともに、2025年10月30日(木)より目薬の啓発を行うキャンペーンを開始しました。

2023年の開始から3年目となる、今回の2025年キャンペーン。「画面にはりつく午後3時 疲れた瞳をリフレッシュ」「部活中 コンタクトがはりつき 割とピンチ」など、毎日の暮らしにひそむ目の不快感やトラブルを「目薬はじめどきっ! カルタ」として発信。カルタの言葉にあわせてSixTONESのメンバーがコミカルに演じる絵柄が印象的な仕上がりになっています。

そして、SixTONESの6人が6種のはじめどきを紹介する「それ目薬、はじめどきっ!広告」を、11月からWebや全国主要都市のバス停で掲載開始しています。

さらに、47種類のはじめどきっ! カルタ広告も展開予定。こちらは、12月から全国47都道府県の駅に1カ所ずつ掲載していくとのこと。内容はもちろん、掲出場所や掲出期間もシークレット。自分の街のどこに、どんな広告が展開されるのか、すでに楽しみに待っているファンによるSNS投稿も多数確認できます。

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先週は、語学アプリとして多くの人にダウンロードされている「Duolingo」のポップアップ施策に注目が集まりました。自分の好きな時間に活用できる語学アプリの便利さを、さまざまな商品とサービスを提供し街のインフラとして機能するコンビニエンスストアで表現。ポップアップ開催前から、開催場所をクイズにするなどSNSでの話題づくりも巧みなものです。

そのほか、イベントや広告掲出などのPR施策にブランドとファンのコミュニケーションの機会創出となる仕掛けが施されたものが多く読まれたようです。直近の事例から少し以前の施策まで、幅広く選ばれたのが印象的な週となりました。

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