話題施策ついに全国でシネアド展開へ「劇場版ハジメとケンとセツ-時空を超えし絆-」
飯田グループホールディングスの中核企業である一建設株式会社は、「劇場版ハジメとケンとセツ -時空を超えし絆- 」を2025年12月5日(金)より全国のイオンシネマにてシネアドとして展開しています。
この作品は、世界的サッカーマンガ『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一さんが監修、戸田邦和さんの作画で制作されました。期間は、12月18日(木)までとし、イオンシネマ全98館で上映される「果てしなきスカーレット」が出稿対象となっています。また、同期間、全国のユナイテッド・シネマでは30秒のシネアドも実施予定です。
「ハジメとケンとセツ」は、一建設の認知拡大を目的に2022年より展開しているWeb CMシリーズ。物語のすべてを「ハジメ」「ケン」「セツ」の3つのセリフだけで描き、社名を強く印象づけてきました。(PR EDGEの紹介記事はこちら)
今回の「劇場版ハジメとケンとセツ」では、映画というフォーマットを借りて、“広告を上映体験に変える”という発想のもと、映像のみならず劇場ポスターやチラシ配布など、映画公開さながらの導線設計を実施。それにより、単なるシネアドにとどまらず、映画館という空間そのものをブランド体験のメディアとして活用しているものです。
90秒の本編は、“一建設PICTURES”という架空の配給会社ロゴからスタート。映画のフォーマットをなぞらえた構成を使用することで、客席の観客には「映画が始まった」という錯覚を起こさせます。また、エンドロールでは、全クレジットを「ハジメ」「ケン」「セツ」で埋め尽くし、観客に社名を印象的に伝える遊び心ある仕掛けを施しています。

観客が「これは映画か? 広告か?」と感じた瞬間こそが、ブランド体験の完成として今回の取り組み。一建設は“観る広告”から“体験する広告”へ、シネアドの新たな可能性を提示する試みにチャレンジしました。

ポスターは公開日やクレジットまで忠実に再現した“上映作品風”デザインで、よく見るとクスッと笑える仕掛けが盛り込まれています。細部までこだわった“認知広告らしさ”だけでなく、チラシを通じて「見逃し注意!」のメッセージも発信。観客の興味を喚起し、シネアド視聴への導線を強化しています。さらに幅2.2m×高さ1.5mの大型パネルも設置され、フォトスポット化されるほか、特設サイトも開設されこれまでのCMから今回の最新作まであますことなく網羅。

なお、この映画館全体を空間メディアとする施策は、イオンシネマ シアタス調布にて実施予定。かつて調布が「東洋のハリウッド」と称され、現在も「映画のまち調布シネマフェスティバル」など、映画をテーマにしたイベントが多数開催されていたことが、背景となっています。
3つのセリフだけでさまざまなストーリーを展開してきたWeb CM「ハジメとケンとセツ」。ついに劇場版というスケールの大きさと、劇場版と銘打つのに相応しいちょっと長めの尺で壮大なストーリーとなっています。映画館という閉鎖空間で、その場にいる人は必ずといっていいほど視聴することで、アテンション率の高さを誇るシネアドでの放映と映画館全体を自社ブランドの体験場所として活用するという今回の施策。
Web CMとして一定の評価や効果を得てきたシリーズ作品だからこそ、冒険できたシネアド体験施策となっています。また、特設サイト開設などこれまで作品を追いかけてきてくれたファンにもアプローチ、シネアドという大掛かりかつアテンション率の高さを誇る取り組みで、どのような効果を得ることができたのか……今後の施策の展開に反映されていくところまで注目していきたいところです。
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