“おめでとう”を生み出す社会実験 渋谷・北谷公園でパブリックウエディングイベント
2025年11月16日(日)、渋谷区立北谷公園にて「街じゅうが乾杯する日」と題したイベントが開催されました。本イベントは、結婚式を公の場で行い、アートや音楽とともに一般に公開する「パブリックウエディング」を進化させた取り組みです。2組のカップルの記念日を、その場にいる全員で祝うパーティーとして企画されました。

結婚式は通常、招待客を集めてプライベートに行われるものですが、今回は公共性の高い公園を舞台に実施。ロングテーブルでオリジナルフードやドリンクを楽しみながら、カップルの想いを共有し、祝福する体験を提供します。さらに、DJブースやアート作品を配置し、音楽とビジュアルで祝祭感を演出します。
このイベントを主催するのは、ブライダル業界向けサービスを展開する株式会社TAIANと、都市デザインを手がける株式会社日建設計。両社は共創プラットフォーム「PYNT」と連携し、都市空間における人のつながりを生み出す仕掛けを盛り込みました。今回の取り組みは、社会課題への挑戦という側面を持ちながら、ブライダル業界における新しい価値提案をPRする場です。

株式会社TAIANによると、イベントは「人が行き交う街中で祝い事が始まると、人は緩やかな“つながり”を感じ、心動かされるのか?」という仮説に基づく都市型実証実験でもあるといいます。社会的孤立や婚姻数の減少といった課題に対し、祝祭を通じて人と人、人と社会をつなぐ新しい価値を提示することを目指します。
公共空間を舞台にしたパブリックウエディングは、SNSでの拡散やブランド価値訴求につながるため、ブライダル関連企業にとってモデルケースを一般に広める取り組みにもあたります。そして、結婚式の価値を再定義することで、企業哲学を体現することでしょう。
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