友だちの悩みに気づいたら、どうする?……メイベリン「Brave Together」

メイベリン ニューヨーク(日本ロレアル株式会社)は、世界メンタルヘルスデー(10月10日)に合わせ、高校生・大学生向けのオンライントレーニング「Brave Talk(ブレイブ・トーク)」の提供を開始しました。これは、悩みや不安を抱える友人の兆候に気づき、寄り添い、適切な支援につなげる方法を短時間で学べるというプログラムで、ゲームスタイルで進行する点が特徴です。

従来は、教育機関や企業向けにワークショップ形式で提供されていた「Brave Talk」をオンライン化することで、より多くの人びとがアクセスできるようになりました。オンライントレーニングは公式サイトから誰でも無料で受講可能です。

同時に、2025年10月9日(木)・10日(金)の2日間、横浜市役所1Fアトリウムにて「Brave Together」スペシャルイベントが開催されます。イベントでは、オンライントレーニングの体験に加え、メンタルヘルスに関する知識を深められる特設ブースを設置。

ブランドアンバサダーである大坂なおみさんの特別コーナーや、360度動画が撮影できるフォトブースが登場。16歳以上の来場者にはメイベリン製品のサンプルを配布するそうですが、具体的な商品名などは明かされておらず、製品PRというよりも自然に来場者との接点をもたらそうとしていることがうかがえます。

また、10月8日(水)には同会場で開催される一般向けセミナー「若者のメンタルヘルス~環境変化とメンタルヘルスの関係~」の第2部として、「Brave Talk」のワークショップを実施します。特定非営利活動法人シルバーリボンジャパンと共同で行うといい、通常は団体を対象としているカリキュラムを、一般公開します。

この取り組みは、メイベリンが2020年に開始したグローバルCSRプログラム「Brave Together」の一環です。うつや不安などのメンタルヘルス課題に直面する人びとの支援を目的とし、特定非営利活動法人BONDプロジェクトやシルバーリボンジャパンと連携しながら、1対1の支援や教育的トレーニングを無償で提供しています。このプログラムでは、2030年までに世界で1,000万人の支援、2,000万ドル(約30億円)の寄付を目標に掲げるなど、長期的なコミットメントが示されています。

メンタルヘルスという社会課題に対して、啓発すると同時に具体的な支援手段を提供している点は、CSR活動として高く評価できる取り組み。また、ブランドのメッセージ「個々の強さを引き出す」との整合性が高いこと、若年層にも浸透したコスメティックブランドとして、学生たちの自己表現と心の健康をつなげる自然な文脈が構築されています。

若者が抱える心の問題に寄り添い、支援の輪を広げる取り組みとして、今後も同プログラムを継続していくとしています。製品を超えたブランドの姿勢が、社会との関係性を築くうえで重要な役割を果たしています。

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