シンプルで低予算、でも面白い 力技が印象的な水道会社の啓蒙動画

オーストラリアの水道事業者・Sunwaterは農業から工業、一般家庭で使う水道までを幅広く整備、管理、展開しているインフラ企業です。その事業の性質上一般市民の目に触れるような機会は少なく、日常そのものを支えているからこそ積極的に消費者に向けた発信を行わなくてもいいのかもしれません。

しかし、そんな同社も毎年夏になるとダムの周辺の立ち入り禁止エリアに入ってバーベキューや釣りをしてしまう若者たちへの注意喚起をせねばならず、2025年はシンプルさと爆発的なインパクトが印象的な啓蒙CMが公開されました。

 

“Live Dangerlessly(危険フリーに生きようぜ)”という施策のタイトルは、危険であることを意味する“Dangerous(デンジャラス)”と、危険ではないことを意味する“Dangerless(デンジャーレス)”という似たような響きがするまったく異なる意味を持つ2つの単語を中心に企画されました。

Sunwaterが立ち入り禁止としたエリアに入ろうとする2人の青年に向かってもう1人がただ淡々と「すぐそこにダムがあることを加味するとこんな場所に入るなんて選択肢はありえないね」と説き伏せる様子が紹介されています。

前半ではBGMが使用されることもなくあっさりと終わりを迎えるのかと思いきや、ラストには明らかに不必要な爆発シーンやヘビーメタルが流れ、それまでのテンションとのギャップがとにかく印象的。危険を冒したくなる若い男性への注意喚起をストレートに行ったパンチ力抜群の施策でした。

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