図書館の中を自動車が走る!? あまりにも大胆な韓国の“静けさテスト”

環境への負担を軽減するだけなく、運転する時の音も旧来のガソリン車に比べて静寂であることが特徴の電気自動車(EV車)。日本ではまだ普及途中ではあるものの欧米諸国ではすでに導入が進んでおり、生産に力を入れる自動車メーカーも数多く存在しています。そんなEV車の走行時の静けさを訴求するにあたり、韓国の自動車メーカーKIAが南米コロンビアで実施したPR施策がその意外性から多くの話題を呼んでいます。

“The Silent Test(静けさテスト)”というタイトルの施策が行われた舞台は、とある図書館。なんとKIAは静かにしなければいけない場所の代表格とも言える図書館のなかで、どれだけの人が自社のEV車を走らせていることに気がつくのかを検証したのです。図書館には予めカメラやマイクが仕込まれました。通常であればあり得ない状況で、まるで当たり前かのように走行するKIAのEV車。たしかにその音は耳をすませないと、気が付かないレベルの静かさだと言えるでしょう。

あまりにも奇想天外で、ともすれば危険さえも伴う施策なので仕込みの可能性自体はあるものの、走行音の静けさを伝えるためにあえて図書館をロケ地にするという発想は他のブランドや商材でも応用できるかもしれません。木を隠すなら森に、特定の商品特長を伝えるにはそれをさらに超える環境で……新しい視点を与えてくれる施策でした。

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