ゲーム「ペルソナ5: The Phantom X」が吉祥寺駅サイネージをジャック

株式会社セガは、モバイル・PC向けゲーム『ペルソナ5: The Phantom X』(以下、P5X)をめぐる大型広告を、2025年9月1日(月)から吉祥寺駅構内サイネージに掲出しました。同時に、吉祥寺の街にも広告を掲出。この広告展開は、近日実施予定のVer.2.0アップデートと連動したものだといいます。

「P5X」のアップデートでは、吉祥寺が新たな探索スポットとして登場する予定だといい、広告では「ゲームの中で吉祥寺をぶらり」というキャッチコピーとともにその初出映像が公開されました。

P5Xは、2016年に発売されたPlayStation 3/PlayStation 4用ゲームソフト「ペルソナ5」のキャラクターや、世界観をベースにしたスピンオフ作品で、主人公が住む四軒茶屋(三軒茶屋)や、渋谷駅構内の連絡通路に「アジト」が設けられているなど実在の街をモデルにしています。

一方、吉祥寺はペルソナシリーズの源流ともいえる「真・女神転生」シリーズにおいても重要な舞台として知られています。1992年に発売された初代「真・女神転生」では、ゲーム開始直後の舞台が吉祥寺であり、井の頭公園、当時のアーケードや病院、ターミナルエコー(現在のキラリナ京王吉祥寺)などが登場。実在の街を舞台にしたRPGは当時としては珍しく、プレイヤーに強い印象を与えました。

「女神転生」シリーズの派生作品としてスタートしたペルソナシリーズ。1996年に発売された『女神異聞録ペルソナ』がその始まりで、以降は「心」や「自我」といったテーマを軸に、学園生活と異世界を行き来する独自の世界観を築いてきた作品です。

一方で、「ペルソナ5」は、女神転生シリーズ過去作品へのオマージュやリスペクト表現が盛り込まれた作品だと評されています。こういった歴史を振り返ると、吉祥寺は“原点回帰”とも言える場所であり、ペルソナと女神転生の関係性を象徴する舞台にふさわしいといえます。

広告は、JR線と京王井の頭線の改札をつなぐ駅構内のサイネージをジャックして展開されています。乗り換え客も含め、多くの人の視線をうばうことは間違いありません。セガは今後も「P5X」の新展開を予定しているといい、吉祥寺をはじめとする実在の都市との連動するようです。ゲームと特定都市だけでなく、その広告出稿もリンクさせて実施する、複合的な戦略を意図した展開が行われています。

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