“柚子塩らーめん”が暮らしに寄り添う――AFURIの世界観を拡張するグッズ戦略
AFURI株式会社は店舗体験だけでなく、生活空間にまでブランドを広げる取り組みとして、2025年8月20日(水)に「AFURI Folding Umbrella(折りたたみ傘)」と「柚子塩らーめんクッション」を発売。ラーメンブランドが日用品を展開する背景には、ファンが日常生活からブランドに触れられる仕組みをつくる狙いがありそうです。
顧客の声から生まれた傘
AFURI株式会社は、2003年に恵比寿1号店を開いて以来「柚子塩らーめん」を看板に独自の世界観を築いてきました。今回の折りたたみ傘は、もともと店舗前で顧客に貸し出していたオリジナル傘が出発点。柚子塩らーめんを大胆にプリントしたそのデザインは話題となり、「購入したい」という声が相次ぎました。そういった声に応えて、限定販売した際には、即完売したといいます。
反響を受けて商品化されたのが今回の正式版。機能面ではUPF50+、UVカット率99.99%、遮光率99.99%を備え、晴雨兼用の実用品として製品化されました。
自宅で楽しむ“柚子塩らーめん”体験
「柚子塩らーめんクッション」は、自宅でブランド世界観を楽しめるアイテム。直径35cm、高さ15cmのふわふわした感触で、本物そっくりの見た目が特徴です。自宅でくつろぐ時間でも、柚子塩らーめんを愛でたい……そんなファンの思いを商品化しました。
ブランド施策としての意義
これらの商品は、店舗外でもAFURIと顧客の接点を創出します。傘は街中での視認性が高く、使用する人がブランドの“広告塔”になる役割を果たします。一方クッションは日常的にブランドを思い出させてくれるでしょう。
いずれも「商品を超えてブランドを体験させる」役割を担い、結果として顧客ロイヤルティーやSNSでの拡散につながることが期待できます。
顧客の声を出発点に、デザイン性と実用性を兼ね備えた商品を生み出したことで、単なるグッズ販売にとどまらずブランド戦略へと発展させました。ラーメンを中心としてカルチャーを浸透させようとするAFURIの一連の取り組みは、今後どのように発展していくのでしょうか。
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