「広告が思いつきません」「#どん兵衛辛麺の広告作ってみた」日清食品が広告を大募集

日清食品が、「日清のどん兵衛辛麺」の広告を8月22日(金)からX(旧Twitter)募集しています。「これまで自由な発想を大切にし、商品がみなさんの印象に残るようさまざまな広告を考案してきたが、ついにネタ切れしてしまった」という同社。

「#どん兵衛辛麺の広告作ってみた」というハッシュタグを中心に行われる、このSNSキャンペーン。8月18日(月)に全国でリニューアル発売した「どん兵衛辛麺」は、辛さと旨みのバランスが絶妙な味わいに仕上がっているといい、その魅力をどう伝えるかに悩んだ担当者は、一般ユーザーに広告制作を委ねることに至ったそうです。

応募の条件は、商品画像と5種の出汁の画像を使用し、リニューアル内容を伝えることです。投稿はX上でハッシュタグを付けて行い、抽選で10人に商品をプレゼント。

「日清のふざけた広告には使われたくない」という断りの言葉にうなずけるほど、ユニークな発想で、話題性のある広告を数多く展開してきた同社。

PR EDGEでも、自社の記録達成をセルフパロディで祝う演出が話題となった日清カレーメシ「ギネス世界記録」篇や、日清焼そばU.F.OのTV CMをリアルに実現した「ソースエクスプレスなどを紹介してきました。

今回の「広告が思いつきません」という設定も、そうした“日清食品らしい”手法の延長線上にあるといえます。クリエイティブ職にとって「あるある」とも言える悩みを逆手にとった、ユニークな発想で展開するこの施策。

「ネタ切れ」に苦しむのはクリエイティブ職に従事する人だけではなく、誰しもが「アイデアの枯渇」「発想の行き詰まり」に頭を悩ませたことがあるはず。ある意味で普遍的な悩みを打ち明けることで、人びとの関心を招くだけでなく、広告アイデアを消費者に委ねたこの事例。ユーザー視点が反映された投稿作品が、広告の多様性を生むかもしれません。

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