ファッションを語りながら飲む時代へ。ZOZOTOWN20周年の攻めるリアル施策

2025年6月27日(金)から2025年7月6日(日)までの期間限定で、札幌・すすきのに“リアルZOZOTOWN”が登場。ファッションEC「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOはサービス開始20周年を記念して、体験型イベント「ZOZO横丁 SAPPORO」を開催します。

提灯や看板が並ぶ横丁風の空間には、実店舗を持たない人気のEC専業ブランド45社が集結。会期中にはブランドの出店が3回入れ替わり、訪れるたびに新たな出会いが楽しめる設計となっています。

飲みながらファッションを楽しむ横丁スタイル

本イベントの特徴は、“飲みながらファッションを楽しむ”という新しい体験ができること。会場中央にはウェルカムカウンターが設けられ、来場者にはオリジナルカバー付きのドリンクが1本無料で提供されます。ドリンクは、ブラックニッカ クリアハイボールを含む10種類から選ぶことが可能です。

各ブランドのブースには“飲みカウンター”が併設されており、横丁のような賑やかな雰囲気のなかで、来場者は気軽に会話を楽しみながら、普段はオンラインでしか見られないアイテムを実際に手に取ることができます。

“買う”から“語る”へ ファッションの体験価値を転換

今回の施策では「ファッションを“買う”ならZOZO」から「ファッションの“こと”ならZOZO」へと、多角的な体験価値を提供することでブランドの方向性を進化させる意図が込められています。

来場者が自然とブースを巡る仕組みとして、スタンプラリーも実施。スタンプを3つ集めるとおつまみ、5つ集めるとZOZOTOWNで使えるクーポンがもらえるなど、体験に楽しさとインセンティブを加える工夫がなされています。

地元企業とのコラボで文脈を強化

イベントを彩るもう一つのポイントが、札幌・すすきのの象徴であるニッカウヰスキーとのコラボレーション。すすきの交差点の大型看板で親しまれてきた“ヒゲのおじさん”こと「キング・オブ・ブレンダーズ」が、ファッションと飲みに関するコピーをユーモラスに語る屋外広告が展開されます。

本広告は全6パターンで構成され、地元との親和性を高めつつイベントの注目度を高める役割を果たしそう。さらに、無料提供されるドリンクの一部には「ブラックニッカ クリアハイボール缶」も含まれており、コラボを実体験として楽しめる設計となっています。

ZOZOTOWNがつくる新たなタッチポイント

EC専業ブランドが多くを占めるZOZOTOWNだからこそ、リアルで商品に触れる機会は貴重。会場では気に入ったアイテムをQRコード経由にて、その場でオンライン購入することも可能で、リアルとECがスムーズにつながる体験が実現しています。

オンライン完結の時代にあえてリアルを選んだ「ZOZO横丁 SAPPORO」は、ユーザーとの関係性をより深める重要なタッチポイントとして機能しそうな予感。ファッションを“買う”だけでなく、“語る・出会う・楽しむ”という体験に昇華させる今回の取り組みは、ZOZOTOWNのブランディングの新たなフェーズを象徴するものといえるでしょう。

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