潜入大作戦開始!バーガーキング®、750名の公式スパイを募集

バーガーキング®は、2025年2月27日(木)から2025年3月26日(水)までの期間に「バーガーキング® 潜入大作戦」キャンペーンを展開します。

本キャンペーンでは全国750名の「公式スパイ」を募集し、リアルな顧客の声を収集するもの。これにより店舗品質の向上とブランドイメージの強化を同時に図る戦略です。

急成長を支える品質管理への挑戦

2019年5月末に全国77店舗だったバーガーキング®は、2025年3月には266店舗にまで増加し、6年間で189店舗の増加を達成しました。2028年末までに600店舗を目指しており、ハンバーガー業界No.1の出店増加率を維持しています。

しかし急速な拡大により、店舗ごとのサービス品質すみずみにまで目が行き届いていない状況があるそう。そこでバーガーキング®は、従来の内部調査では捉えきれない「顧客視点からのフィードバック」を得るために、全国750名の「公式スパイ」を募集。店舗の接客、サービス、清潔さ、メニュー、価格設定などを消費者目線で評価してもらい、そのデータを元に品質向上を図るという革新的なアプローチを導入しました。

施策を通じたエンゲージメントの向上

「バーガーキング® 潜入大作戦」では、スパイ体験というユニークな体験を提供することで、参加者のエンゲージメントを高めているところが秀逸。スパイに選ばれた750名は、希望する店舗に3回潜入し、実際に商品を購入しながら店舗の評価を行います。

3回分の飲食代は全額バーガーキング®が負担し、さらに「公式スパイの証」であるオリジナルTシャツとステッカーがプレゼントされるのも、魅力のひとつといえるでしょう。

本キャンペーンは単なるアンケート調査とは異なり、エンターテインメント性を取り入れることで、消費者に「楽しみながらブランド体験を共有」してもらえています。また、応募者全員に『ワッパー® チーズ』セットが200円引きになるクーポンを配布することで、店舗への来店促進も図っているのが伺える施策です。

消費者とのつながり強化

バーガーキング®は、参加者がSNSでの拡散を自発的に行うことを想定していそう。「公式スパイ」というユニークな設定はSNS上で話題になりやすいことが予想され、参加者が体験を共有することで口コミ効果での認知拡大が期待されます。

さらに、特設WEBサイトやバーガーキング®の公式Twitter、YouTubeでの情報発信を通じて、双方向のコミュニケーションを強化しています。SNSを活用したマーケティング施策により、消費者とのつながりを一層深められそうです。

潜入調査を通じた顧客フィードバックの収集と活用

「潜入大作戦」は店舗のサービス品質をリアルな顧客の声から見直すという点で、従来のマーケティング施策とは一線を画している施策。750名の公式スパイが実際に体験した内容を詳細に報告し、そのフィードバックを元に、各店舗ごとの品質向上策を策定できます。

これにより、急速な店舗拡大に伴う品質のばらつきを抑え、顧客満足度の向上ができるでしょう。また収集されたデータは、マーケティング施策の改善や新メニュー開発の参考に活用されるなど、ブランド戦略の基盤を支える重要なデータとしても活用可能です。

革新的なブランディング戦略の好例

「バーガーキング® 潜入大作戦」は、エンターテインメント性とリアルな顧客体験を融合させ、ブランドイメージの向上と顧客フィードバックの収集を同時に実現する革新的なブランディング戦略。他ブランドとの差別化を図りながら、消費者とのエンゲージメントを高め、店舗品質の向上にも貢献しています。

他ブランドにとっても、エンターテインメントマーケティングの新たな可能性を示す好例。今後の展開にますます期待が寄せられます。

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