小さいって、イイ! 赤ちゃん視点で人生を説いたD2C子ども服ブランド
2018年に誕生したLittle Sleepiesは、乳幼児から小学生までを対象とした新進気鋭のD2C子ども服ブランドです。親子でお揃いにできるパジャマやルームウェアが人気で、Instagramでは55万人近いフォロワーを有しています。
そんなLittle Sleepiesはこれまでデジタルマーケティングを軸にしてきましたが、このたび初となるテレビCMを公開。マスマーケットに向けて同社が打ち出したメッセージは、単純な商品訴求ではなくブランド理念をこれまでかと詰め込んだエモーショナルで共感性の高い内容でした。
“The Best Part of Being Little(赤ちゃんならではのいいこと)”という動画は、無条件の愛を注がれる赤ちゃん目線でその幸せを語るものです。「赤ちゃんならではのいいこと?それはとにかくたくさんの人に愛してもらえるということ! あと、何をしてもかわいいって言ってもらえること! みんな注目してくれるし、新しいことにだって挑戦できる! だってこの世のすべてが新しい体験だからね! お昼寝だって好きなだけできるし、安心したいときはいつでも支えてくれる存在がいるんだ」と、赤ちゃんならではの人生観を親目線ではなく赤ちゃん視点で語っているのです。映像で紹介される親子はいずれもペアルックでLittle Sleepiesのルームウェアを着ており、ビビッドでカラフルな商品特長もしっかりと訴求できています。
多くのD2Cブランドにとって、テレビCMは多額の投資を要する割にはイマイチ結果がどうなるのかわからない、未知のコミュニケーション手段です。だからこそ商品の機能的な特長を訴求したり、プライシングをメッセージの中心に置くこともあるのですが、何よりもまずはブランド名を認知してほしいときは、とにかくエモーショナルなクリエイティブにする思い切りの良さも大事かもしれない……そんな気づきを与えてくれる施策でした。
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