チームラボ、アブダビ文化観光局と協力し17,000平方メートルの巨大アート空間開設
チームラボ株式会社はアブダビ文化観光局およびMiral社と共同で、2025年4月18日(金)にアブダビのサディヤット文化地区に総床面積17,000平方メートルの巨大アート空間「teamLab Phenomena Abu Dhabi」(チームラボ フェノメナ アブダビ)をオープンします。
本プロジェクトはチームラボが提唱する「環境現象」をテーマに、自然とアート、テクノロジーが交差する新たな体験を提供するものです。
「環境現象」をテーマにしたアートで文化的多様性を表現
「teamLab Phenomena Abu Dhabi」では、環境が生み出す現象を作品として展示することで、訪れる人々が環境と一体化した体験を得られるよう設計。作品は物質ではなく環境が現象を生み、その現象が作品の存在そのものであるという独自のコンセプトを基にしています。
例えば展示作品《Levitation Void》では、空中に静止する存在が環境のエネルギーの秩序によって成り立っており、《質量のない太陽と闇の太陽》では、物質的な境界を超えた光と闇の球体が認識世界に出現するという現象が体験可能です。
このアート空間はアブダビという多様な文化が交差する地で展示され、異文化理解を促進し、国際社会の連帯感を育むことにも貢献する予感に満ちています。サディヤット文化地区という文化的メッセージを発信する場に位置することで、アブダビの文化的多様性をさらに豊かにする役割を果たしそうです。
サディヤット文化地区とアブダビの文化戦略への貢献
「teamLab Phenomena Abu Dhabi」は、サディヤット文化地区に新たな文化の拠点を加えることで、アブダビの文化的・観光的価値を高めていることが伺えます。
サディヤット文化地区は、すでに「ルーヴル・アブダビ」や「ザイード国立博物館」などの世界的な文化施設が集積している場所。今回の「teamLab Phenomena Abu Dhabi」の開設によって、さらに多様な文化交流の促進が期待されます。
アブダビ文化観光局の局長モハメド・ハリファ・アル・ムバラク氏は、「サディヤット文化地区は、遺産を守りつつ未来を見据えるアブダビのビジョンの証です。この文化地区は、時間と共にますます力を増す文化的多様性のメッセージを発信し、今日の世界において、世界とのつながりを創出、文化交流を促進し、地域、グローバル・サウス、そして世界を支える新たな考え方を育んでいきます。」とコメント内で述べており、このプロジェクトがアブダビの文化的ビジョンの象徴であることを強調しています。
ブランド価値の向上と社会的責任の両立
チームラボは、アートを通じて社会的なメッセージを発信することでブランド価値を高めると同時に、社会的責任を果たすでしょう。本プロジェクトはエンターテイメントの提供に留まらず、持続可能な社会の実現と文化的多様性の推進という点でも注目を集めています。
また、アブダビ文化観光局やMiral社との連携により地域社会との協力体制を構築し、現地の文化振興にも貢献。さらに運営はMiral社の子会社である「ミラル・エクスペリエンシズ」が担当していることから、地域経済の発展や雇用創出にも寄与しているといえます。
アートを通じたCSRの新たな可能性
「teamLab Phenomena Abu Dhabi」は、環境現象をテーマにしたアート体験を通じて、文化的多様性の促進と持続可能な社会の実現に貢献する好例。アートとテクノロジーを駆使してグローバルな文化交流を促進し、社会的な課題に対する意識を喚起しています。
本プロジェクトはアートを通じたCSR活動の新たな可能性を示すものであり、他の企業や団体にとっても参考になるはず。チームラボが提唱する「環境現象」を体験を通じて、訪れる人々は文化的な理解を深め、地球環境に対する意識を高めることが期待されます。
今後の展開にも注目が集まる「teamLab Phenomena Abu Dhabi」は、アートを通じた社会貢献の可能性を広げ、企業のCSR活動に新たな視点をもたらすものとなるでしょう。
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