2024.12.12

【みんつく映画 × 子育てカフェ】物々交換サービス「ものくる」を題材に短編映画公開

物々交換サービス「ものくる」をテーマにした短編映画『めぐる』が、2024年12月10日(火)にYouTubeで公開されました。本作は東京都足立区の子育てカフェ「eatoco（イイトコ）」を舞台に、物を通じて生まれる人々のつながりや絆を描いています。

3,000点以上の物々交換を実現した「ものくる」の活動を映画という物語の形で紹介することで、地域社会や環境への新しいアプローチを提示。映画公開を記念して、実際の店舗では特別キャンペーンも開催予定です。本施策は映画とリアルの体験を融合させたユニークなPR施策として注目を集めています。

物々交換が生む3,000点以上の新しい価値

築50年以上の店舗付き住宅を改装した子育てカフェ「eatoco」で展開される物々交換サービス「ものくる」は、これまでに3,000点以上の物を新たな持ち主とつなげてきました。単なるリユースの場ではなく、人と人が物を介してつながり、支え合う場として機能しているのが特徴です。

環境意識の高まりと核家族化が進む現代社会において、「ものくる」は地域コミュニティの再生を目指す取り組みとして多くの共感を呼んでいます。不要になった物が新たな価値を見出し、使い手を変えるたびに新しいストーリーを紡ぐ。この活動がもたらす温かさは、参加者一人ひとりの心に残るものでしょう。

映画『めぐる』が描く、物がつなぐ物語

短編映画『めぐる』は、「ものくる」を通じて物がつなぐ人々の絆を描いた感動的な作品。シングルマザーを主人公に、彼女が物々交換を通じて新しい希望を見つけ出す姿が描かれています。

中心となるのは、一つの黒猫のぬいぐるみ。このぬいぐるみが持ち主を変えるとき、物が新しい価値を持ち、人々に幸せや温かさを届ける様子が物語のカギとなっています。

本作は「子育ては社会全体で行うもの」という理念を伝えるとともに、物々交換が持つ潜在的な価値を再発見させてくれるストーリー。人と人とのつながりが希薄になりがちな現代において、個人では抱えきれない負担を分かち合い、みんなで支え合っていくといった希望を示す温かな物語は、心にグッとくるものがあります。

本作品は感動的なストーリーと共感を誘う映像によって、観ることで物の価値や人とのつながりについて深く考えさせられそうです。

映画と連動した特別なキャンペーン

短編映画公開を記念して、「eatoco」では2024年12月13日(金)から2024年12月25日(水)まで特別キャンペーンを開催。本キャンペーンでは、訪問者が実際に「ものくる」を体験しながら、映画のテーマを実感できる仕掛けが用意されています。

「eatoco」の昭和レトロな雰囲気や映画の撮影シーンを活かした展示は、来場者に映画とリアルの世界を結びつける特別な体験を提供してくれるもの。また、黒猫のぬいぐるみにちなんだオリジナル商品やメニューは、映画の世界観を楽しみながら物々交換を通じた地域のつながりを感じるきっかけとなりそうです。

映画の舞台そのものでもある「eatoco」を訪れることで、映画が伝えた物々交換の意義や「ものくる」の魅力を、より身近に体感できる仕組みが整えられています。

『めぐる』と「ものくる」が示す未来

本施策は短編映画を通じて、持続可能な社会の実現に向けた新たな一歩を分かりやすく示している取り組み。「物々交換」というシンプルな行動が人と人、そして地域社会を結びつけ豊かにしていく様子は、これからの社会に求められている価値を提示しています。

「ものくる」というサービスを通じて不要な物が新しい持ち主と出会い、新たな物語を生み出す。この活動が示すのは、「物を大切にすることが、人と人を大切にすることにつながる」というシンプルながら深いメッセージ。映画『めぐる』とその背景にある活動は、今一度人とのつながりを考えるヒントを与えてくれているのではないでしょうか。

短編映画と実際のサービスを融合させた、本施策による今後の反響に注目が集まります。