サイレントフェス形式で銭湯がダンスフロアに!「ダンス風呂屋」5年ぶりの開催

サイレントイベントブランド「Silent it」の操業10周年を記念して、銭湯という日本の伝統的な空間を現代の音楽イベント会場として再解釈した「ダンス風呂屋」が、2025年2月12日(水)に東京都台東区「浅草天然温泉 日の出湯」を舞台に5年ぶりに復活します。

本施策は明治初期に創業された由緒ある銭湯をダンスフロアに変え、専用のワイヤレスヘッドホンを使用する「サイレントフェス®︎」形式で楽しむという、銭湯文化の新たな可能性を提示する取り組みです。

「ダンス風呂屋」とはどんなイベント?

「ダンス風呂屋」は、風呂場そのものを舞台にした音楽イベント。浴槽のお湯を抜いて安全を確保し、男湯と女湯の2つのフロアで異なるジャンルの音楽が流れる中、参加者は自由に行き来しながら好きな音楽を楽しめます。

音楽は外部に音が漏れないサイレントフェス形式で提供され、近隣住民への配慮が徹底されているのも特徴的。ヘッドホンを通じて高音質で没入感のある音楽を楽しめるこの形式は、都市部でのイベント開催における騒音問題を解決し、かつ独特の一体感を生み出しそうです。

さらにイベント後には浴槽にお湯を満たし、樹齢1000年以上の古代檜の浴槽で天然温泉を楽しむことができるのは、銭湯好きの心もくすぐる要素。踊りの高揚感と温泉のリラックスを同時に味わえる体験は「ダンス風呂屋」ならではの魅力と言えます。

5年ぶりの復活に伴う新たな要素

本施策の復活は、過去の成功を超えるべく新要素が盛り込まれています。それは映画上映とトークイベント「せんとーく」の追加。

東かほり監督による映画『湯沸かしサナ子、29歳』が上映され、監督自身と主演俳優が登場して銭湯文化や映画制作の背景について語ります。銭湯という空間を舞台にした映画を、その空間で鑑賞するという体験型のプログラムは、イベントの文化的な深みを一層高めてくれるでしょう。

また、5年前にも導入されていた空間演出にも変わらず力が注がれており、プロジェクションマッピングならぬ「風呂ジェクションマッピング」で風呂場全体が幻想的に彩られます。視覚と聴覚を同時に刺激するこの演出は、風呂場を音楽と映像の融合する舞台へと変え、参加者の没入感をさらに深めそうです。

10周年を迎える本イベントの主催であるサイレントイベントブランド「Silent it」にとっても特別なイベントである本施策は、その他にもパンフレットや特別割引クーポンの配布などといった参加者へのサービスも充実させ、気合が入っていることが伺えます。

銭湯文化の再解釈と新たな可能性

「ダンス風呂屋」は、銭湯という日本の伝統的な空間を現代的な価値で再解釈する挑戦でもあります。かつて銭湯は地域住民が自然に交流する場として機能してきました。

しかし銭湯の数は年々減少し、東京では2021年に481軒にまで減少。本イベントは、そんな銭湯文化の魅力を若い世代や外国人観光客に再発見してもらう機会になることが期待されます。

このように銭湯を単なる入浴施設としてだけでなく、多様な価値を提供する空間として再活用する試みは、銭湯文化の保存と活性化に新たな道を開いていくでしょう。

文化と現代性が交差する「ダンス風呂屋」

「ダンス風呂屋」は、銭湯という伝統的な空間に、現代の音楽や映像技術を融合させた画期的なイベント。本取り組みを通じて「Silent it」は、銭湯文化の保存と活性化を図っています。

踊り、温まり、語らう──この特別な空間での体験は、参加者にとって忘れられないものとなり、口コミで本イベントがますます広く認知される日も遠くないはず。本施策が見せる今後の展開に注目が集まります。

その他のPR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=25
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る