防災性が高く、環境にも配慮したファブリックサイネージとは?アート作品にも採用
米・ニューヨークのタイムズスクエアのように世界中から広告が掲出され、グローバルに注目される場所から個人が経営する店舗に設置される小さなものまで、幅広く宣伝手法として用いられる看板。木や金属製のものや、LEDなどを利用した電光掲示板、デジタルサイネージにまで多岐にわたりますが、看板制作をめぐるCO2排出量の削減や災害時の被害を抑制することなどが特長だというファブリックサイン「LUFAS®︎」に注目してみましょう。
布(ファブリック)にデザインを印刷して、アルミフレームにはめ込んだLUFAS®︎は、LED照明をフレームに内蔵しているため、美しく効果的に情報やイメージを伝えられるといい、青森空港の到着ゲート天井に設置された屋内装飾が国内では最大サイズ(13,800mm×3,000mm)での導入事例になるそうです。
また、広告や看板、屋内装飾としても活用されるだけでなく、2023年11月には写真家・小山恭史さんの作品制作に「光の演出が出来る」媒体としてアート作品にも採用されています(画像上)。
LUFAS®︎は誰でも簡単に布が張れる構造で取り付け・取り替えで生じるコストを削減できることにあわせて、環境負荷を減らすという特長があります。同一サイズの看板をアクリルで制作した時と比較して、重量比でCO2排出量を95%減らします。加えて、素材となる布はペットボトル100%リサイクル、フレームは再生アルミを50%以上使用しています。
さらにLUFAS®︎は、アクリルを使用していないため従来の電飾看板と比べて大幅に軽量化されているだけでなく、地震による面板割れ落下事故を招かないといいます。また、イメージを印刷する布は、防炎協会の認定を受けています。
売上を増加するためだけでなく、消費者に愛される広告・PRを目指していても、看板をめぐる悲しい事故が起こり得ます。記憶に新しいところでは、多くの負傷者が出たインドでの大型看板落下事故が2024年5月に報じられました。日本は世界有数の地震大国であり、近年の気候変動による自然災害も増加しています。今後、広告施策においても、高い防災性を踏まえた視点がさらに求められるかもしれません。
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