サステナブルと多様性を両立させたいQBBの「チーズと言えない植物性について」意見広告

ロングセラー商品「QBBベビーチーズ」でおなじみの、六甲バター株式会社。11月11日（月）のチーズの日に合わせ、「チーズと言えない植物性について」の意見広告を神戸新聞に掲載しました。

じつは、「牛乳から1キログラムのチーズをつくるのに排出されるCO₂はおよそ21キログラム」というデータ（出典：OurWorldinData.org）があります。今回の意見広告には、チーズ業界としても今後脱炭素に真剣に取り組む必要があることが背景にありました。

さらに、アフターコロナの外国人観光客の増加に伴い、日本国内でもヴィーガン向けの商品の需要が増えつつあります。こうした時代の流れの中で、チーズ代替植物性食品の存在をどう位置付けるべきか、またそれをどう呼称するのが消費者のためになるのかが慎重に議論されています。

しかし、現段階では「消費者のチーズ代替植物性食品の認知度・実食率が高くないこと」「現状のチーズ代替植物性食品の味覚の問題」などから、「植物性チーズ」の呼称は現時点では時期尚早という見解となってしまっている現実があります。

このような現状と社会的な背景をふまえ、六甲バターでは「チーズ代替植物性食品」の一般消費者に向けた普及活動に一層取り組んでいきたいと考えています。とくに、「チーズ代替植物性食品のおいしさを、チーズと遜色ないレベルまで高めること」そして、「チーズ代替植物性食品を食べる機会を提供し、認知度・実食率を高めること」を目指しています。

そのために、国際味覚審査機構への製品登録を行い、優秀味覚賞を受賞。2025年の大阪・関西万博では、3つ星シェフ監修の、環境にも人にもやさしい、オールヴィーガンのチーズ代替食レストラン出店を予定しています。

これらの活動の報告と、生活者の皆さまと一緒においしいチーズの未来を考えていきたいという想いの発信の最適なタイミングとして、11月11日のチーズの日に向けて神戸新聞に30段の意見広告を掲載するに至ったものです。

「QBBこれもいいキッチン」は、植物性素材だけでつくった未来の定番メニューを提供するフードコートレストランです。ALL植物性（食塩・香料製剤は植物由来ではないものの、動物由来のものは一切含みません）なのに、食べごたえ満点、チーズメーカーならではのとろけるおいしさを実現しているといいます。

メニューに使用している「Q・B・B PLANT MADE®」は、環境に優しくサステナブルなチーズ代替植物性食品のブランドです。「チーズ好きのための植物性」を掲げ、植物性の原材料のみでつくられており、2024年ITI（International Taste Institute：国際味覚審査機構）において、優秀味覚賞に選ばれたほどおいしさに定評があります。

また、ドリンク・デザートメニューに使用している「OATSIDE」は、厳選されたオーツ麦を使用し、濃厚で香ばしい味わいに定評があるオーツミルクブランド。焙煎加工したオーツ麦を使用し、酵素処理を施すことで、オーツ麦由来の甘みと香ばしさを最大限に引き出しています。乳糖不耐症の方にも安心して飲んでいただける植物性ミルクです。

ヴィーガン文化の広まりやインバウンドによる食の多様性が重要視される中、植物性の代替食品は注目が高まっています。また、CO₂排出量を削減する上でも、重要な選択肢です。しかしながら、従来存在しなかったものだからこその、普及を阻む業界ルールがあることを生活者にも知ってもらい、改善していきたいというQBBの意見広告。

その先には、大阪・関西万博へのレストラン出店があり、実際に日本人と外国人に、その味を知ってもらう機会創出に繋がっています。

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