まるで恋愛映画のような見応え。ベルギー産牛乳のドラマCM

ベルギー産食品の販売促進を行うフランダース農産物販売協会(VLAM)は、地産地消の促進だけでなく積極的な輸出を行うためにさまざまなプロモーション活動を行っています。その一環として公開されたCMではベルギー産牛乳の魅力を伝えるにあたり、牛乳そのもののアピールをするのではなく1本の牛乳瓶からはじまる、まるで恋愛映画さながらのドラマ仕立てのストーリーが展開されました。

“It All Starts with Milk(すべては牛乳からはじまる)”という動画で紹介されるのは、とあるスーパーマーケットの棚で偶然同じ牛乳を手に取ってしまった男女2人の恋模様。親密な瞬間から心が軽やかになるような瞬間まで、恋がもたらすさまざまな体験を経て燃え上がるような恋愛を楽しむ2人の姿が、実は男性の妄想だった……そんなオチで動画は幕を下ろします。

“同じ商品を手に取ろうとしたことからはじまる恋愛ストーリー”というあるあるな設定からいわゆる“夢オチ”のラストまで、そのすべてがよく見られる演出なのかと思いきや、最後のシーンで牛乳瓶に携帯の電話番号が書かれていたことが判明します。

夢なのか現実なのか、その区別がつかないようなギリギリの脚本は、まるでハリウッドの恋愛映画を彷彿とさせます。誰もが一度は飲んだことがある牛乳を訴求するにはその味や製造方法ではなく、あえて牛乳をモチーフに置き換えてそこから展開されるストーリーにフォーカスを当てることで、新鮮な発見のある動画に仕上げることができたようです。

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