すべての人にサッカーを! ギネスのプレミアリーグCM

イギリスのサッカー界の頂点を決めるプレミアリーグが開幕しました。世界各地のサッカーファンが熱狂するリーグなだけに多くのスポンサーが広告コミュケーション施策を講じています。日本でもおなじみのギネスビールもそんなブランドの一つで、特に広告において楽しい世界観を描くことで知られる同社ならではのポップでアッパーなCMが2本公開されました。

「プレミアリーグ」というこの上なくストレートなタイトルの動画では、「サッカーはすべての人のためのスポーツである」ということを訴求しています。人口わずか140人のアイルランドの島でサッカーが楽しまれている様子や、目が不自由な男性が友人の助けを借りながら仲間とサッカー観戦を楽しんでいる様子が描かれています。

競技人口が多いスポーツだからこそ多くのメディアはトップアスリートを中心に報道しますが、サッカーはあくまでも観客がいて成り立つスポーツであることを忘れてはいけないというギネスビールらしいアプローチで、応援欲が高まるファンに向けた力強い訴求を行いました。

自社商品や企業理念にまつわるセリフは最小限にとどめ、スポンサーとして主語をサッカーに置くことで視聴者の共感を得つつ結果としてブランド好意度を高めようという狙いが伺える、学びのある事例でした。

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