Appleは90年代の技術を使い回している!? 衝撃的なAndroidのCM
「アンドロイドとiOS、どちらが優れているのか?」という問いは日本国内でもしばしば話題に挙がるトピックですが、これは日本だけに限った話ではなく世界中の人々の関心事でもあります。iPhoneユーザーが多い日本に対して世界の市場シェアではアンドロイドが優勢で、両社は常に互いのユーザーを取り込もうとさまざまな施策を展開しています。そんな中アンドロイド側は、iPhoneで使用されているSMSの技術は1990年代に使われていた古の技術であるというメッセージをアップル風の演出が満載の映像で皮肉たっぷりに打ち出したCMを公開しました。
“iPager(iポケベル)”という名前の架空の商品が登場するCMでは「アップルはいまだにアンドロイド製品にメッセージを送る際に古の技術を使っている。暗号化されないためセキュリティがほぼない技術を。複数人のグループで会話ができない不便な技術を。大容量のデータ通信ができないため画素数が荒くなった動画しか送れない技術を。アップルよ、いい加減目を覚ましてくれ」と直接的に競合の社名に言及しています。
映像に使用されている演出もアップルがよく用いるテキスト中心のものだったり、音楽からライティング、フォントまでアップル風だったりと大胆なパロディに仕上がっています。競合他社が古い技術を使うことで自社ユーザーの利便性を阻害しているというビジネス上の課題を解決するため、直接名指しした意欲的な事例だといえるでしょう。なお、日本国内においては不正競争防止法の観点から競合他社を陥れるような広告表現には規制がかかるため、本事例はあくまでも海外での施策である点ご留意ください。
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