旅行したことがない子どもたちへ　新型コロナ後の世界を描いたExpediaのCM

新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の影響で、国内外を問わず“旅行”が困難になってから3年の月日が流れました。コロナ禍で幼少期を過ごした子どもは旅行の素晴らしさを知る機会がなかった子もいます。旅行予約サービス大手のExpediaはそんな子どもたちに旅の素晴らしさを伝えるべくエモーショナルなブランディング動画を公開し、見たことのない景色に触れることの尊さを通じて旅行需要の喚起を図りました。

動画では小さな男の子が「海ってどんな感じなの？　中に生き物とかいるのかな？」と海に対する想像を父親に投げかける様子が描かれています。絵本や映像でしか見たことがない存在への羨望と情熱を画面越しにでも感じ取れます。そんな少年に対し、父親はExpediaを活用することで無事見せたかった景色を見せることに成功します。

制作を担当したディレクターのJustyna Obasi氏は「これは30年前、両親がはじめて彼らの生まれ故郷であるナイジェリアに連れて行った私の原体験に基づいています。これは主人公の少年の物語でありながら、同時に私の物語でもあります」とコメント。旅に出ることが人生をいかに豊かにするかというメッセージをストレートに描くことで、子どもに多くの機会を与えることの重要性をアピールしました。

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