その“当たり前”はもう古い? HPが描く新しい働き方の多様性

コンピューターを中心とした電子機器を開発、販売するヒューレット・パッカード(以下HP)は、新型コロナウイルス感染症の影響で変わってしまった仕事とプライベートの関係性を肯定しつつ、誰もが幸せな労働環境を作り上げるための製品を提供し続けるというメッセージをアピールしたCMを公開しました。

“Work Happy(幸せなワークライフを)”というタイトルの動画は、新型コロナウイルス感染症より前の世界の価値観を持った主人公の男性が新しい働き方に適応できずに困惑してしまう様子を描いています。

「そうか、輝かしいキャリアを築きたいのか。であれば、ルールは簡単だ」という言葉で始まると、「朝早く出勤するんだ」に対し、早朝にサーフィンに出かけてそのままビーチでビデオ通話に参加する者、「昼休憩であろうが働け」に対し、ビデオ通話中にガーデニングを行う者、「上司と対面で会う機会を増やせ」に対し、パソコン越しに娘とふざける者ーーリモートワークによって激変した仕事風景が登場します。

その他にも「コールドコール(営業電話)の達人になれ」に対し、スキーのリフトに乗りながら、文字通り極寒な環境でのビデオ通話(コールドコール)を行うメンバーと、今までの価値観では計れない働き方をする面々が紹介されます。

一昔前の“当たり前”からあまりにも変わってしまった労働環境に理解が追いつかず最終的に諦めてしまう主人公の後ろ姿と“The Rules Have Changed(世界の当たり前は変わった)”というキャッチコピーが映し出されるところで幕を下ろす動画からは、自社製品を遊び心あふれる表現で描くことでこれからも時代のニーズに応え続ける企業でありたいという願いが伺えます。

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