残酷なクリスマス? かわいらしいアニメーションで描くガチョウの現実
ドイツ動物保護連盟と動物愛護団体「NOAH」が共同で、クリスマスシーズンにあわせ、食卓にのぼるガチョウが、実は非人道的な方法で大量生産・加工されていることを周知するためのアニメーション動画を公開しました。
クリスマスイブの朝、ワクワクしながら目を覚ましたガチョウのフィービーは、美しくデコレーションされた街を通り抜け、仲間と共に、ある建物へと向かいます。
そこで待ち受けていたのは、彼らを閉じ込める檻。無理やり食べ物を流し込まれ、太らされた後、逆さにつるされた状態で頭から電気水槽に着けられ、失神させられます。
その後、羽をむしり取る(この羽毛がダウンになります)、頭を落とす、腹を開いて内臓を出すなどの処理を施され……。
丸焼きになり、クリスマスのディナーとして幸せそうな家族の手によって切り分けられる自分の肉を、フィービーは魂になって見つめているのでした。
この動画のタイトルは、“The Most Violent Time Of The Year(1年で最も残酷な時期)”。歌詞にもこのフレーズが何度も登場し、明るいメロディーとは対照的な不気味さを醸し出しています。
NOAHは、特設サイトで工場型の畜産によってガチョウがどのように扱われているかを説明するとともに、動物に対するこうした残虐な扱いをやめるよう呼びかけています。
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