お前のパスワードはクソだ! サイバー犯罪を抑制するための広告
世の中のデジタル化が進むと同時に、増え続けているサイバー犯罪。サイバー犯罪にはさまざまな種類がありますが、個人を標的にしたものの中で特に多く報告されているのが、安易に推測できるパスワードにつけ込んだ不正アクセスです。
スウェーデンでも近年このような犯罪が急増している状況を受け、SSFは不正アクセスから身を守るための手段として、他人に推測されやすいパスワードの利用をやめるよう呼びかけるキャンペーンを打ち出しました。
大通りに面したバス停や看板広告に掲示されたのは、「Your Password is shit(お前のパスワードはクソだ)」というもの。しかし、このメッセージ。「あなたのパスワードは『shit』です」という意味にも読み取れます。
実は「shit」という単語はスウェーデン国内でよく使われているパスワードのトップ25に入っているワード。そこでこのような広告を制作することによって、人々に使用をやめるよう呼びかけているのです。
ほかにも、ありがちなパスワードである「123456」という数字の羅列に対し、「123456 reasons to change your password.(あなたのパスワードを変えるべき『123456』個の理由)」としたり……。
こちらもよく使われる「mom(お母さん)」に対して「Don’t trust your 『mom』with your secrets.(お母さんと秘密を共有してはダメですよ)」というキャッチコピーをつけ、推測されやすいパスワードの使用に注意を促しています。
ちなみに、「スウェーデンでよく使われるパスワードtop25」は以下とのことです。
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