私達が作るのは“洗濯機”じゃなく”ファッションマシン”だ! 豪家電メーカーの“狙い撃ち”CM展開
Case: Fashion Care
スウェーデンに本拠地を置く世界的な家電メーカー・Electrolux(エレクトロラックス)がオーストラリアで展開したPRキャンペーンをご紹介。
今回、高級ブランドファッションを愛用する女性たちに向けて「わが社の洗濯機はブランド品の洗濯に最適!」と呼びかけることにしました。
デリケートな素材が使われることの多いブランドファッション。洗濯機で洗った際に生じる縮みや色落ちなどの問題が多くの人を悩ませてきました。
そんななか、Electrolux社は「ご安心ください!みなさんのファッションをお守りします!」と強力なメッセージを伝えるCMを製作。洗濯機の使用を敬遠しがちだったハイブランドユーザーを狙い撃ちにしたのです。
掲げられたのは、「私達が作るのは“洗濯機”じゃない。“ファッションマシン”だ!」というコピー。
一般的な家電のイメージとはまったく異なるビビッドなトーンで統一されたCMは、まるでラグジュアリーブランドのプロモーションムービーのような雰囲気です。
同社ではFacebookでも広告を展開。通常のコンテンツを覆うように表示されるパララックス型のムービーで大きなインパクトを与えました。
ファミリー向けのフラットなイメージが強かったこれまでの「家電の広告」に一石を投じ、特定のニーズにとことん特化させた“商品価値”を発信する── ありそうでなかった、エポックメイキングなPRキャンペーンでした。
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