“プラスチックの海”で泳ぐバレエダンサー!? アートで伝える汚染問題の啓蒙キャンペーン

Case: Dance for the Sea

屋外広告などを手掛けるイギリスのメディア会社・Ocean Outdoorが6月8日の世界海の日に、写真と映像によるアート作品“Dance for the Sea”を公開しました。

本作品はプラスチックによる汚染問題に警鐘を鳴らすキャンペーンの一貫で、海がプラスチックのゴミで埋もれる様子が表現されました。

モデルには、ロイヤル・バレエ団のスターを起用。作品は水中カメラマンのRobin Conwayによってロンドンで撮影され、海に浮かぶプラスチックのアート彫刻はロンドンの学校3校の生徒によって作られたといいます。

(Image by Ocean Outdoor)

海洋保護協会と共同で設立された本プロジェクト。モデルを務めたFernando Montaño氏は、映像内の振り付けを自身で考えたとのこと。「私たちの世代は、まだ海の美しさや神秘を楽しむことができるかもしれませんが、次の世代はたくさんの動物で溢れた素晴らしい海があったことを知り得ない可能性もある」とコメントしました。

(Image by Ocean Outdoor)

写真と映像のクリップは、イギリスの9都市の“Ocean’s Gridネットワーク”で展示される予定です。また、7月18日にロンドンのRoyal Academy of Musicで開催されるMontaño氏主演のショーやオークションでの収益もチャリティへ活用されるといいます。

アートの力によって、プラスチックの汚染問題を別の角度から認識させる啓蒙キャンペーンでした。

(via Ocean Outdoor)

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