もしも世代が入れ替わったら?ジェネレーションギャップをユーモラスに描いたタイ銀行のCM

Case: Generation Swap

タイでは古くから年長者を敬う風習があり、それは会社・家庭・地域にも深く根差しています。若者は目上の人(親や年上の上司)に従うのが当然とされてきましたが、近年ではそのような慣習に不満の声があるのも事実。

モバイル専用のバンキングサービスを提供するタイのネット銀行・TMRWはそんな時代の流れに着目し、主要ターゲットであるミレニアル世代へとアプローチするユニークなCMを公開しました。

2本の動画はどちらも『もしも親と子、上司と部下が入れ替わったら?』というシチュエーションをコミカルに描いています。

・IF TOMORROW GEN Y RULES編

職場で会議中にスマホをいじる上司(若者)。

みかねた従業員(年長者)が遠慮がちにやめるよう促すと「メモをとってたの。今後は皆さんもスマホでメモを取ることにしましょう。」と宣言したところで、入れ替わり終了。

・GENERATION SWAP編

こちらは家計の管理をめぐり、手書きの家計簿をつける祖父母世代、通帳で管理する親世代、そしてスマホのネットバンキングで済ませる孫世代を比較しています。

これまで銀行の広告といえば“お堅い”イメージで、どちらかといえば中堅世代以上をターゲットにしてきましたが、今回のTMRWのCMはデジタルネイティブを対象にした内容。世代間の認識やギャップをユーモラスに指摘しつつ、若い世代へとアピールしたCMでした。

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