女性のありのままの姿を見せることで、美に対する固定観念を変えていく。DoveとGetty Imagesらのコラボプロジェクト
Case: #ShowUs
『すべての女性が、自分の美しさに気づくきっかけを作ること』を使命に掲げ、様々な施策を行ってきたパーソナルケアブランド・Doveによる最新キャンペーンをご紹介。
同社が行った調査によると、およそ7割の女性が“自分の外見に不満がある”と答えているそう。これは、いわゆるモデルのようなスリムな体形や白い肌が美しいとする、画一的な美の物差しが浸透しているからであり、この基準にあてはまらない自分を美しいと思えない人が非常に多いのだといいます。
メディアや広告で目にするこのような固定観念に異を唱えるべく、Doveはストックフォトサービスを手掛けるGetty Images、そしてフェミニズムをテーマとしたクリエイティブ集団・Girlgazeとタッグを組み『#ShowUs』という共同プロジェクトを立ち上げました。
特設サイトでは『女性のありのままの姿を見せることで、美に対する固定観念を変えていく』というミッションのもと、39ヶ国116人のフォトグラファーによる写真が5,000点以上掲載されています。
(Image by #ShowUs)(Image by #ShowUs)
カテゴリーは『Real(リアル)』『Contenment(満足感)』『Inspirational(インスピレーション)』『Beauty(多様な美)』の4種類。どの作品にも共通しているのは、人種や体型などにフォーカスしているのではなく、女性たちのナチュラルで凛とした表情が写し出されている点です。
(Image by #ShowUs)
本プロジェクトの写真は、世の女性たちの真の姿・美しさを広めるために公開されており、作品のライセンスによる収益は同じ志を持つ次世代の写真家たちの支援育成に活かされる予定だといいます。
これまで長い時間をかけて培われてきた社会の価値観は、すぐに変えられるわけではありません。しかし次の世代を担う女の子たちが自分の美しさを認め、もっと自分を好きになれるように、継続的な取り組みを続けることが大切なのだと思います。
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