「こんな日はデリバリーかな。」仏マクドナルドの“濡れ窓ポスター”
Case: Might be a good day for delivery
フランスのマクドナルドが打ち出した、お洒落な販促ポスターをご紹介。
したたる雨粒でゆがんだ“窓ガラスごしの街角”を思わせる写真に「Might be a good day for delivery.(こんな日はデリバリーかな。)」とメッセージを添え、部屋から出ることなくおいしい食事を楽しめるデリバリーサービスの利用を呼びかけています。
(image by McDonald’s)
ポスターに用いられた写真は、パリ在住のフォトグラファー・Roberto Badin氏によるもの。雨がしとしとと窓辺を濡らす冬の日、多くの人が「出かけるのがおっくうだなぁ…」と思う瞬間を表現しています。こんな日はたしかに、手軽なデリバリーに頼みたくなりますね。
(image by McDonald’s)
(image by McDonald’s)
このポスターの絶妙なところは、窓から見える景色が「本当におっくうな気分になる」ほど寒々しく見えないよう、ほのかな暖かさも残しているところ。寒そうではあるものの、窓から見える景色にはどこか穏やかさも含んでいます。
(image by McDonald’s)
余計なメッセージを入れることなく、かつ誰もが共通して思い出す「心象風景」をストレートに表現した、センスあふれる販促ポスターでした。
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