ペルーNPO、クラウドサービスを“皮膚ガン防止”の啓蒙活動に活用

Case: Viral Cloud

ペルーの人々は、夏の間は“日焼け止め”の意識が高まりますが、夏の終わりに差し掛かるとUVケアへの警戒心が薄まってしまうといいます。

同国でガン撲滅に向けて活動するNPO・Peruvian League Against Cancerは、市民に対して「曇り空が増えたからといって、紫外線への警戒は弱めてはいけない。“雲”は紫外線を守る存在ではない」という正しい理解を促すために、一風変わった啓発企画を打ち出しました。

本企画は、“雲”(Cloud:クラウド)という単語から着想を得たもの。
大勢の人々に利用されている「Google Drive」や「Dropbox」といった“クラウド”サービスを活用し、“曇り空における紫外線への危機感を訴える映像”をクラウドにアップ。そのリンクのシェアを呼びかけたのです。

以下は団体のFacebookページによる告知投稿です。各クラウドサービスにアップした動画へのリンクを明記しています。


啓発映像では、“ペルーでは毎年500人が皮膚ガンで亡くなっており、今年は紫外線が歴史上の中でもとても多い”という点とともに、“人々は雲が太陽をブロックしてくれると信じているものの、実は紫外線を雲は反射させる”という事実を解説します。

そして、“(夏が終わって)空が雲に覆われても日焼け止めを使うべきである”というメッセージとともに、“この動画をシェアすることで、多くの人が皮膚ガンから守られるように”とユーザー自身の参加も促しました。

本取り組みの結果、数千もの人々が映像をシェア。大気中に浮かぶ“クラウド”と“クラウド”サービスの言語つながりに着眼点を得るとともに、気軽にダウンロードやシェアができる“クラウド”サービスの特徴を活かした啓発施策でした。

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