「私のアイデンティティは、流行ではない」米LUSHがトランスジェンダー支援キャンペーンを展開
Case: #TransRightsAreHumanRights
スキンケアアイテムやバスアイテムを取り扱うブランド・LUSHが、北米の約250店舗でトランスジェンダーの権利を主張するキャンペーンを展開しています。2週間のキャンペーン期間中、店頭はトランスジェンダーへの理解を深める展開がなされており、LUSHの公式Instagramにてその様子が投稿されています。
店頭でまず目に飛び込んでくるのはディスプレイ。「私のアイデンティティは、流行ではない」というメッセージを表示し、ダイバーシティーに関する各種キャンペーンが増加している現状に警鐘を鳴らすかのようです。
以下はトランスジェンダー支援団体をパッケージに描いた限定商品です。
店頭POPには、この商品を購入すると売上の100%が支援団体に寄付されると明記されています。また、トランスジェンダーへの理解を深めるためのリーフレットも用意されています。
店頭展開以外にも、Instagramを通した発信もおこなっています。例えば、「トランスジェンダーの10人に1人が家族から暴行を受けている。さらに8%は家から追い出されている」といったデータや、トランスジェンダー複数名が自らのアイデンティティについて語る動画なども公開されています。
そして本企画で特筆すべきは「限定商品の売り上げを100%寄付する」という点。LUSHはこのキャンペーンを通して45万ドル(約4,800万円強)の寄付を見込んでいるとのこと。今回は北米の店舗での展開ですが、LUSH本社のあるイギリスでもINDEPENDENT、METRO、Daily Mailなど、大手メディアで報道され話題となっています。
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