マリファナの香りを感知してツイートを投稿するデジタルビルボード

Case: The World’s First Spliff-Sniffing Billboard

2017年7月1日、建国150周年という記念の年を迎えたカナダ。全国各地でパレードやイベントが催され、盛り上がりを見せたこの日は、実はもう一つの大きな記念の日でもありました。

ちょうど1年後の2018年7月1日に、嗜好品としてのマリファナが全面的に合法化される見通しなのです。

このタイミングの一致をビジネスチャンスとみたのが、おしゃれなシガーアクセサリーの製造・販売を行うProhibition。首都オタワで開催されたイベントにおいて、ユニークなプロモーションを実施しました。

多くの人が集まる会場に設置したこちらのデジタル看板の側面には、マリファナの煙を感知するセンサーが仕込まれています。

近くで大麻を喫煙した人がいると、自動的に「カナダの誕生日」と「大麻の合法化」を祝うツイートがジャスティン・ビーバーやアヴリル・ラヴィーンなど同国出身の著名人に送られる仕掛けとなっているのです。

この取り組みの様子はオンラインニュースを中心に広く拡散された結果、Prohibitionに対するフランチャイズの加盟申し込みが倍増したといいます。

1年後に合法化が決まっているとはいえ、イベント会場で堂々と大麻を楽しむ人が(恐らくたくさん?)いること自体、私たち日本人にとってはちょっと驚きのプロモーション。

世界の他の国や地域では、医療用などの目的を除き全面的にマリファナを合法化した国は、まだウルグアイとカナダのみですが、今後国際的な流れがどのように向いていくのか注目したいところです。

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