おやつ時になると“らしくない”番組が放送されるTVチャンネル

Case: What happened when Dave the TV channel got hungry?

お菓子ブランドのスニッカーズがイギリスで仕掛けたユニークなTVキャンペーンをご紹介。

アウトドアの派手なアクション番組などを中心に放映するイギリスのテレビ局「Dave」。

このチャンネルが、ちょうど“おやつ時”である午後3時28分になると、突如「RUPERT」という全く異なるチャンネル名に変わり、過去の名作映画、古い芸術作品のコレクション、チェスの世界大会など、派手なアクションとは対極の番組を放送し始めます。

また、その時間帯は同チャンネルのSNSや屋外広告、オフィスの受付でオペレーターが答えるチャンネル名すらも全て「RUPERT」と変わります。

しかししばらく経つと下記のような停波中の画面が表示されます。

次の瞬間「お腹がすいている時、君は君じゃない」というキャッチコピーとともにスニッカーズのパッケージが挿入されます。

そして再び「Dave」チャンネルの「通常の番組がスタートします」というアナウンスに切り替わります。

つまり“お腹が空いていると自分らしさが失われてしまう”…このテレビチャンネル自体も“らしさ”を失った番組にすることによって、ブランドのメッセージを訴求したのでした。

「もうこんなことが決して起こらないように、Daveは十分なスニッカーズを手に入れて備えています」という、気の利いた(?)お詫びを書いたDaveチャンネルからのオープンレターも用意されていました。

商品の訴求したいメッセージをテレビチャンネルをジャックして伝えるという大胆かつ明快な施策でした。

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