ワインボトルのデザインをARで拡張! ラベルにデザインされている“流刑者たち”が喋り出す

Case: 19 Crimes

先日「ビールラベルをARで楽しむデザイン施策」で、アメリカでの“アルコール飲料のラベルをARで拡張”する取り組みをご紹介しましたが、類似の事例がオーストラリアでも登場しました。

19crimes_MusicA from Peter Oberdorfer on Vimeo.

1780年代に多くのイギリス人犯罪者がオーストラリアに流刑され、途中の海で大勢が亡くなったものの、無事たどり着いた者たちが新天地で新たな文化を作っていきました。同国のワインブランド「19 Crimes」は、そんな生き残った流刑者たちが生み出していったオーストラリアの文化を祝福することをコンセプトにしたワイン。

絞首刑を免れて愛を見つけたという流刑者や、反逆罪で有罪判決を受けた後に名声を得た人など…全19人の流刑者たちのビジュアルがワインボトルに描かれているのですが、“ARを通して彼ら自身が自らのストーリーを語る”という仕掛けです。

ARコンテンツを体験するには、専用のアプリをダウンロードし、ラベルにかざすというシンプルなもの。

アメリカのニュースチャンネル・Fox Businessでも取り上げられた様子が、YouTubeにアップされています。

このワインブランドが登場したのは4年前。比較的新しいブランドの認知、そのブランドに込められたストーリー、先端を行くイメージを訴求しうるユニークなパッケージ施策でした。

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