「YouTubeの広告スキップ」を逆手に取った食糧の寄付を呼び掛ける広告
Case: Skip a meal
イスラエルのNGO・Latetが「YouTubeの広告スキップ」を逆手に取り、食糧の寄付を呼びかけました。
今や大勢の人が日常的に料理のレシピを検索し、同時に「YouTubeの広告スキップ」を行っています。そこに着目したLatetは、9月のユダヤ教における旧正月を控え、レシピを検索する人々をターゲットにして“美味しそうな料理”の様子を描いたYouTube広告を出稿しました。
視聴者がレシピ動画の本編を早く見たい…と、このYouTube広告のスキップボタンをクリックすると、下記のメッセージがポップアップで表示されます。
あなたは料理・食事(の広告)をスキップしましたが、イスラエルには料理(自体)をスキップしなければいけない人、すなわち“ご飯を満足に食べられない人”がいます。そういった人たちも旧正月を祝えるように。
そしてテキストのそばに「Donate a meal(寄付をする)」ボタンを設置していました。
このYouTube広告の結果、17,000件を超える寄付が集まったといいます。YouTube広告のスキップという現代人の動画視聴習慣を踏まえた巧みなドネーションプログラムでした。
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