ABSOLUT VODKAの香りを生み出す、“百万ドルの鼻”を持つ男
Case: The Billion Dollar Nose
本日は、世界中で愛されているアブソルート ウオッカのプロモーション動画をご紹介。この映像は製品そのものの紹介ではなく、同社で『フレーバリスト』(食品や飲料を美味しくするために香りの素材を分析し、組み合わせる職業)としてウォッカの製造に携わるPer Hermanssonさんにスポットを当てた内容となっています。
35年以上もこの仕事を続けているというHermanssonさんは、“百万ドルの鼻”を持つ男という異名を持つ、いわば香りのスペシャリスト。培った知識と経験で、何百、何千という香りをかぎ分け、消費者に愛されるフレーバーを生み出してきました。
映像では、私たちが何かを食べたり飲んだりする際、嗅覚は味覚以上に大切な役割を果たしていることが述べられています。というのも、人間の舌が感じることができるのは、水や唾液に溶ける水溶性の成分のみで、私たちは常に匂いから味わいを感じているのだそうです。
このような点をふまえたうえで、膨大な種類の香料を混ぜ合わせ、イメージした香りを組み立てるのはクリエイティブかつ繊細な作業。Hermanssonさんは、フレーバリストの仕事とは、様々な楽器を使ってハーモニーを紡ぎ出す、曲作りのようなものだと語っています。
アブソルートはこれまで、アンディ・ウォーホルとのコラボレーションや、400万本のデザインボトルなど、アーティスティックな側面からキャンペーンを展開してきましたが、今回は科学的な見地からのプロモーション動画になっています。
皆さんもぜひ、アブソルートの香りを味わってみてはいかがでしょうか。
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