まるでゲーム広告? 献血への参加を促す“ご褒美設計”型CSR広告
ブラジルから、ユニークな献血促進キャンペーン「Save the Day(セーブ・ザ・デイ)」が公開されました。
侍やゾンビ、ファンタジー系の戦士が登場する映像は、新作RPGのティザー映像を彷彿とさせます。「今日は誰を救う?」という問いかけで始まるこの映像、実は、献血への参加を促す広告です。
ブラジルでは労働法により、献血者には年に1日の有給休暇が保証されています。本作はその制度を逆手に取り、「好きなゲームの発売日に献血すれば、丸1日休んで遊べる」という提案を軸に設計されています。
秀逸なのは、社会的意義から語り始めていない点です。「命を救おう」という正論ではなく、「ゲーム発売日に休みたい」という欲望を出発点にしています。社会貢献を”義務”ではなく”メリット”に転換する発想の転換こそ、本作最大のクリエイティブといえるでしょう。
また、ブラジルのキャンペーンでありながら映像が日本語と英語で構成されている点も興味深い点です。侍やゾンビというキャラクター設定も含め、グローバルなゲームカルチャーを意識した設計は、世界中のゲーマーコミュニティでの拡散を視野に入れているとも読み取れます。
構造としても完成度が高く、ゲーム広告と見せかける導入から共感の獲得、制度の提示、ユーモアでの着地までテンポよく展開しています。驚きから行動喚起までが短い映像の中にきちんと設計された、行動喚起型コミュニケーションの好例といえるでしょう。
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