東京から至近で楽しむ 焚き火で集客9の事例<2025年版>
炎を囲むという原始的でシンプルな体験が、いま改めて人を惹きつけています。アウトドアシーンにとどまらず、宿泊施設の滞在価値向上やブランド体験、都市型イベント、地域観光の活性化まで、焚き火は多様な文脈で“集客装置”として進化しています。
そこで今回は、焚き火を軸に人の行動を喚起し、参加したくなる理由を巧みに設計した施策をピックアップ。焚き火をフックにしながらも、多彩なアプローチとなっている9事例をまとめてお届けします。
1. サステナブルな冬の体験イベント「OISO 焚き火ガーデン」

冬の滞在体験を強化する集客施策として、大磯プリンスホテルでは、2025年12月8日(月)から2026年2月14日(土)の期間限定で「OISO 焚き火ガーデン」を開催しました。芝生が広がるガーデンに焚き火スペースを設え、手ぶらで炎を囲める体験を提供。冬の澄んだ空気と相模湾や富士山を望むロケーションを生かし、“何もしない贅沢”を味わえる余白時間を創出しています。
日曜から金曜までは、は完全予約制で1日4組限定の「OISO 焚き火体験」を実施。神奈川県産野菜のスープや鎌倉ハムのホットサンド、焼き芋、ドリンクなど地元食材を使った軽食付きで、焚き火体験に味覚要素を掛け合わせています。宿泊者に限らず日帰り利用も可能とすることで、冬場の来訪動機を広げている点も特徴です。
また、土曜日を中心に、宿泊者向けの無料イベント「OISO サタデー焚き火ナイト」を開催。各回50名限定で焼きマシュマロ体験などを用意し、バレンタインデーにはスモアづくりも実施するなど、季節性やイベント性を盛り込みながら滞在満足度の向上を図っています。
焚き火に使用する薪には、大磯町の林業グループによる間伐材を活用し、里山保全につながるサステナブルな取り組みも体験価値の一部として訴求。限定感、地域性、癒しの要素を組み合わせ、冬ならではの魅力で集客につなげています。
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2. 静寂な冬の森に登場した屋外こたつで炎に集い、五感を澄ます「冬グランピング」

山梨・河口湖のグランピングリゾート「星のや富士」では、2025年11月26日(水)から2026年3月2日(月)までの冬季限定で、焚き火を中心とした体験型プログラム「冬グランピング」を開催。雪に囲まれた森の中で屋外ならではの時間を過ごすコンセプトのもと、焚き火の炎や森の静けさを五感で感じられる多彩な演出が魅力です。
滞在中の焚き火体験として、静かな炎と音楽に身を委ねる「冬宵焚き火BAR」を設置。焚き火を囲みながら柚子ブランデーのホットカクテルなどを楽しみ、アコースティック演奏の生音とともに夜の時間を過ごせる有料コンテンツです。また、屋外こたつ付きの「森ごもりラウンジ」や、焚き火の音をBGMにボードゲームで仲間と盛り上がる場も用意し、自然の中でくつろげる空間を演出しています。
さらに日の出前には、早朝の焚き火熾し体験を実施。森の静寂と朝の澄んだ空気の中で焚き火に触れることで心身をリフレッシュする時間を提供します。昼間には、森林の自然を楽しむ「冬の森ディスカバーウォーク」や、焚き火に合わせた燻製フォンダンショコラのスイーツ体験など、焚き火を核とした“森の過ごし方”を提案しています。
本施策は宿泊者限定の体験型コンテンツとして設計され、焚き火という共通の「場」を通じて滞在者同士の交流や非日常体験を創出するのが狙いです。静寂な森での炎を囲む時間と多彩なアクティビティを組み合わせた構成は、冬旅の魅力を高める効果がありそうです。
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3. SATOYAMA TERRACE、星空と焚き火体験が可能なグランピング宿泊スタート

千葉・富津の自然体験型リトリート施設「SATOYAMA TERRACE(サトヤマテラス)」では、2025年8月20日(水)からグランピング宿泊の提供を開始し、焚き火と星空をコアに据えた体験型ステイを打ち出しています。都心から車で約60分というアクセスの良さを生かし、週末の小旅行先としての集客を狙った施設づくりが特徴です。
施設の魅力は、森や里山を背景にした夜の焚き火と満天の星空の体験です。宿泊者だけが味わえる静寂の夜は、都会では得られない非日常のひとときとして訴求。焚き火を囲みながら過ごす時間を中心に、自然との一体感や五感で感じる癒しを提供しています。
宿泊は全10棟のキャビン形式で、室内からテラス、屋外へとスムーズにつながる開放的な設計が特徴です。夜は焚き火と星空、朝は小鳥のさえずりや木々の香りを感じる“森の朝”が体験でき、都市の喧騒から離れたリフレッシュ滞在導線が構築されています。
集客面でも工夫が見られ、焚き火体験だけでなく、宿泊者限定でサウナの入り放題オプションを用意したり、ドッグラン付きキャビンでペット連れニーズにも応えたりと、対象者幅を広げています。焚き火や星空といった“場”を中心に据えることで、短期滞在の魅力を高め、週末旅行やリトリート需要の取り込みにつなげる施策といえるでしょう。
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4. まったくあたらしい焚き火のゲーム「チルっと焚き火ソン」

ゲーム開発会社オインクゲームズは、Nintendo Switch 2向けソフト「チルっと焚き火ソン」を2025年7月31日(木)に発売開始しました。本作は「焚き火」を主題にした新感覚のシミュレーションゲームで、焚き火を育てるプロセスそのものをプレイヤーの手で体験することを特徴としています。任天堂の公式オンライン発表イベント「Nintendo Direct(2025年配信回)」でも紹介され、焚き火の炎や音、空気の流れまでを繊細に表現した世界観が注目を集めました。
プレイの核となるのは、薪を組み、風を送り、火を育てていく一連の操作です。炎が大きくなったときの達成感や、静かな夜の焚き火を眺める時間そのものがゲーム体験として設計されており、「ただ火を眺める心地よさ」を味わえる内容となっています。焚き火の状態に応じたアドバイス機能も備え、初心者でも気軽に楽しめる導入設計です。
また、オンラインやローカル通信による最大4人のマルチプレイにも対応。ゲーム内で焚き火を囲みながら会話やリアクションを共有でき、離れた友人や家族と“同じ火を囲む感覚”を楽しめます。焚き火という「場」をデジタル上に再現し、コミュニケーションのきっかけを生む設計が特徴です。
「チルっと焚き火ソン」は、焚き火の癒しや没入感をゲームとして再構築したタイトルとして、アウトドア好きはもちろん、静かな時間を求める層にも訴求するコンテンツといえるでしょう。
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5. シェラカップと重ねて超コンパクトに収納「シェラもえファイヤー」

アウトドアブランド「DOD」を展開するビーズ株式会社は、新型焚き火台「シェラもえファイヤー」を発表しました。2025年8月1日(金)から予約受付を開始した本製品は、小型シェラカップと重ねて持ち運べる超コンパクト設計が最大の特徴で、焚き火への敷居を下げることを狙った新アイテムです。
従来の焚き火台は、大きさや準備の手間から“本格キャンプ向け”という印象が強かったのに対し、シェラもえファイヤーは別売りのシェラカップ「ウサシェラオ」や「ウサシェラコ」とスタッキング可能な設計。コンパクトに収納できるため、徒歩やバイクキャンプ、車中泊など、荷物の軽量化や省スペースを重視するユーザーにも取り入れやすい仕様です。
構造面では、二次燃焼を実現することで煙が少なく炎を美しく楽しめる設計になっているほか、卓上利用にも配慮した二重底構造を採用。テーブルに熱が伝わりにくい工夫がされているため、焚き火を囲みながらの調理やティータイムといったシーンでも安心して使うことができます。また、付属のゴトクを使えば、シェラカップやケトルを載せて簡単な調理を楽しむことも可能です。
市場面では、焚き火が中心となるアウトドアイベントやキャンプ体験の裾野が広がりつつあるなかで、初めて焚き火を試す層にも手軽に手が届くギアとして訴求。焚き火体験そのものを楽しむ“エントリーギア”としての価値を高めることで、アウトドア人口の拡大や関連イベントへの参加機会増加を後押しする存在になりそうです。
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6. Apple Vision Proで“焚き火キャンプ飲み”を提案

アウトドアブランドのニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部は、2025年10月11日(土)から13日(月)の三連休に、東京都昭島市・モリパークアウトドアヴィレッジで「焚き火体験&ナンドッグ作り」を開催します。芝生広場で焚き火を自分で起こし、ウインナーやナンを使ったカレー味のナンドッグを作る体験イベントとしてファミリー層を中心に集客を狙った企画です。
イベントは、くさびとハンマーで薪割りを体験し、薪に火をつけて焚き火を育てるプロセスからスタートします。初心者でも楽しめる簡単なレクチャーが用意されており、手ぶらで参加できる点が魅力。育てた焚き火で料理を作ることで、炎を囲む体験と“つくる楽しさ”を同時に味わえる設計になっています。各日12:00~13:00/15:00~16:00の二部制で、小学生・中学生と保護者を対象とした限定定員制です。
同時開催として、薪割り体験やテント設営講習会、コールマン製品のファミリーセールも実施。薪割りやテント設営のような基礎アウトドアスキルを体験できるコンテンツを揃えることで、単なる焚き火体験にとどまらない“アウトドア入門イベント”としての魅力を高めています。これにより、キャンプ未経験者やファミリー層が気軽に参加しやすい集客施策になっています。
このイベントは、焚き火を中心とした“体験価値”を提供することで、アウトドアブランドとしての訴求力を強化すると同時に、秋のレジャー需要を取り込む新たな集客施策の好例となっています。焚き火体験や料理、スキル講習を通じて、参加者に焚き火の楽しさとアウトドアへの興味を広げる機会を提供しています。
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7. 「スキレット料理&冬のBBQ! 焚き火であったまる冬の贅沢ステイ」プラン提供

千葉県南房総市・千倉に佇む「ちくらつなぐホテル」は、2025年12月1日(月)から2026年1月31日(金)までの冬季限定で、海辺のロケーションと焚き火を中心に据えた特別宿泊プランを販売します。冬でも穏やかな気候の南房総で、澄んだ空気や海風を感じながら過ごす“冬時間”をテーマに、焚き火や旬の味覚、自然体験を組み合わせた宿泊価値の向上を狙っています。
「焚き火満喫冬のあったかステイ」プランでは、1日2組限定で焚き火を囲む時間を演出。夕方からは焚き火を中心にスキレット料理や冬のバーベキューを楽しみ、夜は星空の下で焚き火の炎と波音を感じるひとときを提供します。火起こしからスタッフがサポートするため、初心者やファミリーでも安心して焚き火体験ができる設計です。
チェックアウト後の体験として、千葉県内でも日本最北限のサトウキビ栽培地での収穫体験も用意。無農薬で育てたサトウキビを自ら収穫し、搾りたての生ジュースを味わうことで、地域資源に触れる自然体験を提供しています。体験後はホテル併設のカフェで特製ランチを楽しむ構成になっており、滞在全体が思い出深いものになるよう工夫されています。
さらに年末年始限定の「お正月プラン」も展開し、2025年12月31日(水)から2026年1月2日(金)までは千倉風のお雑煮とお節を味わい、新年の初日の出を海辺で迎える特別なステイを提案。焚き火や海の眺め、味覚体験を掛け合わせた多様なコンテンツにより、冬の集客促進と地域体験価値の発信を図る施策となっています。
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8. 豊潤な香りと焚き火の温もりに癒される、大人のための「森香るリトリートプラン」

「白州」で知られるサントリーシングルモルトウイスキーと焚き火体験を組み合わせた、大人向けの冬季プライベートステイプランが登場しました。「森香るリトリートプラン」は、2025年12月1日(月)から受付開始となった1日1組限定プラン。山梨県富士吉田市のグランピング施設で、焚き火を囲みながら希少なウイスキーを五感で味わう特別な滞在体験を提供します。白州ウイスキーは“森の蒸溜所”で育まれた豊かな香りが特徴で、薪の香りや夜風と合わせて五感全体で楽しむことが狙いです。
このプランでは、プライベートヴィラの屋上に焚き火セットを事前設置。焚き火台、薪、ローチェアやグローブなど本格的な装備が揃い、好きな時間に焚き火を起こしてリラックスした時間を過ごせます。特に白州ウイスキーとのペアリングを重視し、田島硝子製の富士山グラスを用意するなど、ラグジュアリーな“森香るハイボール体験”にもこだわっています。ウイスキー1本とおつまみの詰め合わせがセットになり、焚き火の炎とウイスキーの余韻を心ゆくまで楽しめる構成です。
このような宿泊型プランは、単なる宿泊需要の取り込みだけでなく、焚き火や自然、そして高品質ウイスキーという体験価値を組み合わせることで、大人の“非日常”を求める層の集客につながる施策として機能します。公式サイト限定・1日1組という希少性を打ち出すことで、プレミアム感を演出し、冬の観光需要や富士山周辺エリアへの誘引を強化しています。
このプランは焚き火体験を中核に据えながらも、上質な滞在と嗜好品体験を掛け合わせることで、都市圏のウイスキー愛好家やアウトドア好き、特別な時間を求める旅人に訴求する新しい集客施策の好例となっています。
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9. 焚き火を1日楽しむ「焚き火クラブ2026」東京・有明で開催

首都圏のアウトドアファン注目の体験イベント「焚き火クラブ2026」が、2026年1月18日(日)に東京・有明の国営東京臨海広域防災公園で開催されました。これまで江東区立若洲公園キャンプ場で実施されてきた恒例イベントですが、今年はアクセスの良い国営公園に会場を移し、都市部からの参加をさらに促進する集客施策として展開されます。開催時間は11時から19時までで、予約不要で気軽に参加できます。
イベントの中核となるのは、火が入った状態の焚き火台を70台以上展示する「試焚き火」です。国内で販売されている焚き火台や薪ストーブを比較しながら実際に火の付き方や炎の雰囲気を体感できるほか、来場者による「焚き火台人気投票」も実施。来場者が投票することで、その年のトレンド焚き火台を決める参加型の仕掛けになっています。
会場内には焚き火を囲んで食事やドリンクを楽しめる「焚き火ラウンジ」や、グリル料理や炙りメニューを提供する「焚き火食堂」も設けられ、家族や友人と焚き火を楽しみながら過ごす時間を演出します。また、薪を使った木工クラフトやアウトドアブランド・メーカーによるワークショップ、参加型マーケットなど、体験型コンテンツも充実。子どもから大人まで幅広い層が楽しめる内容です。
さらに防災とアウトドアをテーマにしたブースも出展し、災害時に役立つツールやスキルを楽しく学べるプログラムも実施予定です。焚き火を中心に据えた体験価値を通じて、単なるアウトドアイベントにとどまらず、都市圏在住者やファミリー層を巻き込んだ集客強化施策となっています。
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焚き火で集客9の事例
いかがだったでしょうか。今回紹介した9事例に共通するのは、焚き火そのものを目的化するのではなく、食、酒、自然、学び、交流といった体験と掛け合わせることで、滞在時間や満足度を高めている点です。
火を囲むという行為が持つ「安心感」や「没入感」をどう物語化し、どのターゲットに届けるか。その設計次第で、焚き火は強力な集客コンテンツへと変わります。季節性と相性の良い焚き火施策は、今後もさまざまな業種で応用が広がっていきそうです。
・※2024年事例集:冬は焚き火で集客!? 体験価値を高める施策7事例まとめ
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