ヘラルボニーのコラボレーション事例10選まとめ アートで新しい文化を

国内外の主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開しているヘラルボニーは、異彩作家とともに、新しい文化をつくるアートエージェンシーです。

支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を尊重しながらプロジェクトを進行し、正当なロイヤリティを支払う仕組みを構築。さまざまな形で「異彩」を社会に送り届けることで、「障害」のイメージを変え、80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指しています。

今回は、そんなへラルボニーがコラボレーションし、たびたび話題となる企画のなかから10事例をまとめて紹介します

1. JAL×ヘラルボニー、旅に不安を感じる人向けに「Beyond Guide」を制作

JALグループでは、アクセシビリティ向上に向けた取り組みの一環として、業務提携先の株式会社ヘラルボニーとともに、旅のハンドブック「Beyond Guide」を制作。Web上で2025年6月1日(日)より公開しました。

日本では、約10人に1人が何らかの障がいを持っているとされています。ヘラルボニーが2023年に実施した調査によると、知的障がいや発達障がいのある家族の約3〜4割が「飛行機を含む公共交通機関の利用に不安を感じている」と回答。困りごとを懸念し、飛行機での旅行を最初から諦めてしまう人も少なくないといいます。

今回制作されたハンドブックでは、旅に対して不安を感じる人々から寄せられた実際の声をもとに、飛行機の搭乗に関するステップごとの事前情報や困り事への対応をQ&A形式でわかりやすく解説しています。

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2.「誰ひとり取り残さない」観光を体現 ヘラルボニー×サンリオ×ホンダ太陽の共創イベント

株式会社ヘラルボニー、株式会社サンリオエンターテイメント、ホンダ太陽株式会社は、大分県日出町のサンリオキャラクターパーク ハーモニーランドで、テーマパークイベント「Harmony for the Future ーみんなで未来のためにできることー」を2025年10月19日(日)に開催しました。

「Harmony for the Future ーみんなで未来のためにできることー」は、子どもから大人まで多様な背景を持つ人々が楽しめるというインクルーシブなイベントであり、幅広い世代が楽しめる共創プロジェクトです。大分県のサンリオキャラクターパーク ハーモニーランドを会場に、インクルーシブ観光の未来を語るトークイベントや、聴覚・視覚障害者に配慮したパレードツアー、次世代ユニバーサルモビリティである「UNI-ONE」の試乗体験、ハローキティのSDGsライブショーなどが開催されました。

また、発達障害や感覚過敏のある人にとっては音や光、人混みといった多様な刺激が外出を遠ざける要因ともされています。そこで来場時のハードルを下げる試みとして、外界から離れられる休憩エリアであるカームダウンスペース(感覚配慮室)の設置やイヤーマフの貸し出し、心を落ち着かせるセンサリートイを詰めた「センサリーフレンドバッグ(個数限定)」の配布も。

さらに、HELLO KITTY × HERALBONY初のコラボによるTシャツ・缶バッジ・ステッカーのグッズ開発など、これまでのテーマパークの枠を超えた多様な取り組みを展開。ヘラルボニーが掲げる「ちがいそのものを価値と捉える」視点と、空間・プロダクト・体験の設計におけるインクルーシブデザインの知見を融合し、従来のバリアフリーを超えて「社会性と経済性の両立」を体現する新しい観光モデルの実現を目指します。

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3. ヘラルボニー契約作家のアートで祝福する新しいウェディング

株式会社ヘラルボニーは、2025年9月16日(火)より、婚礼大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズとともに、異彩を放つ作家のアートで彩る唯一無二の「アートウェディング」の展開をスタートしました。アートが結婚式の空間を特別な祝福で包み込み、おふたりの想いに寄り添いながら、ゲスト一人ひとりの心に深く刻まれる、新しいウェディングのかたちを届ける試みです。

「アートウェディング」は、ヘラルボニー契約作家の異彩を放つアートをお客様が選び、その作品をテーマに世界で一つのウェディングをプロデュースする結婚式です。おふたりの想いに作品からのインスピレーションを掛け合わせ、招待状や会場装飾からおもてなしの料理まで、アートを起点として結婚式を創ります。

今回は、伊賀敢男留氏、川中琴樹氏、髙田祐氏、宮澤祥子氏、衣笠泰介氏の5名の作家による10作品がアートウェディングの対象。テーマも作風も色彩も異なるなかから、一つの作品を選ぶ瞬間からおふたりの結婚式の準備が始まります。さらに、ヘラルボニーの都内常設店舗HERALBONY LABORATORY GINZAにてスタッフが作家のストーリーやアートをていねいに案内することで、おふたりだけの特別な準備期間を過ごせるところもポイントとなっています。

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4. ヘラルボニーの自社ブランド「HERALBONY」のプロダクトが、岩手県盛岡市のふるさと納税返礼品に!

株式会社ヘラルボニーと、国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンクは、2025年9月19日(金)より、岩手県盛岡市のふるさと納税の返礼品として、ヘラルボニーの自社ブランド「HERALBONY」のプロダクトであるスカーフ5種、ネクタイ7種、ハンカチ5種の提供を開始しました。

盛岡市では、ふるさと納税の実質寄付受入額と流出額の差分、盛岡ならではの返礼品の開発によりプロモーションを強化して市の魅力発信と寄付者拡大を図ることが課題となっています。一方で、ヘラルボニーは今年3月に盛岡市唯一の百貨店であるパルクアベニュー・カワトクに旗艦店「HERALBONY ISAI PARK」をオープン。ISAI PARKを目的に盛岡を訪れる県外からの観光客が増え、新たな経済効果を生み出しています。

こうした背景も踏まえて、今回ヘラルボニーのプロダクトが盛岡市のふるさと納税返礼品として採用されることになったものです。

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5. ヘラルボニーと岩手銀行が「盛岡さんさ踊り」を作家のアートで彩る特別な夏を演出

株式会社ヘラルボニーは、2025年8月1日(金)から8月4日(月)開催の「盛岡さんさ踊り」に合わせて8月1日(金)から契約作家・鳥山シュウ氏のアートを用いたオリジナルうちわを数量限定で配布しました。配布場所は、ヘラルボニー旗艦店ISAI PARK、東京常設店HERALBONY LABORATORY GINZAと岩手銀行本店前。また、岩手銀行本店では鳥山氏の同作品を用いたアートバナーを7月より掲示しており、盛岡の夏の風物詩である祭りを、異彩を放つ作家のアートで彩りました。

今回の取り組みは、ヘラルボニーと株式会社岩手銀行が推進する「岩手異彩化プロジェクト」の一環で実施されたもの。岩手に暮らす一人ひとりがありのままに活躍できる包括的な社会の実現を目指しています。

ヘラルボニーの拠点である岩手・盛岡から掲げるのは、プロジェクトを通じて連携する企業と共に地域課題を解決すること。また、アートが日常に溶け込む風景を創り出すことで「障害=欠落」というイメージ変容を岩手から促進していくことだといいます。

今回、「さんさ踊り」という盛岡を代表する祭りの中でアートを届けることで、これまで障害のある作家が描いた作品に触れたことがなかった方々が異彩を放つアートに出会うきっかけを創出。県内外から祭りに訪れる方々が多様性について考える機会となるべく企画が立ち上がりました。

さんさ踊りのメイン会場となる中央通りを作家のアートバナーが飾り、街を行き交う人々がアートで彩ったうちわを手に祭りを楽しむ。異彩が溶け込んだ街の景色を、岩手の地から全国に広めていこうという取り組みです。

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6. エアコンが空間を彩るアートになるダイキンの新ブランド「The Art Line」とコラボ

ダイキン工業株式会社の新ブランド「The Art Line(ジ・アートライン)」は、株式会社ヘラルボニーの契約作家4名の作品を再現したエアコンと空気清浄機の受注販売を、2025年4月1日(火)より開始しました。

「The Art Line」は従来の「エアコン=白」の常識を脱却し、アートを選ぶようにエアコンを選ぶという新たな価値観を提案するブランド。コンセプトは、機能で家電を選ぶというイメージを超え「自由な発想で感性のままに空間を創る」ことです。

そして、ヘラルボニーが掲げる”障害のイメージ変容を目指す”というビジョンとダイキンの「The Art Line」に込めた想いが合致。同ブランドの「ART」シリーズ内でヘラルボニー契約作家の作品の中から厳選された4種のアートが起用されました。水性ペンや絵の具など、多彩な画材が生み出す独自のタッチをエアコンにまとわせ、空間に鮮やかな彩りと新たな個性を加えています。

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7. ヘラルボニーが描く、新しい書く体験 PILOTがアートを纏う限定3色ボールペンを発売

ヘラルボニーは、パイロットコーポレーション(以下、PILOT)とともに、3色ボールペン「ジュースアップ3 ヘラルボニー」を2025年6月5日(木)より数量限定で発開始しました。細書きながらなめらかな書き心地と発色の良さが特長の「ジュースアップ3」に、6名のアーティストによる個性豊かなアート作品を起用。日常の筆記時間に創造性と彩りを添える、「書く」を超えた体験を提供しています。

1918年の創立以来、PILOTは筆記具のリーディングカンパニーとして、さまざまな「かく」体験を通して、表現の可能性を切り拓いてきました。ヘラルボニーとPILOTは、「思うままに かく をこえる / Creatively Beyond Writing」という共通のテーマのもと、2024年に発売された第1弾「フリクションボールノックゾーン×ヘラルボニー」のコラボレーションを発表。すべての柄で予想を大きく上回る販売を記録し、早期に完売する店舗が出るなど大きな反響を得られたそうです。

そこで、今回の第2弾では、細書きながら、なめらかな書き心地と色鮮やかな発色で人気の3色ボールペン「ジュースアップ3」をベースに、6名のアーティストによる独創的なアートを纏ったデザインへ。日常に寄り添う筆記具としての実用性に加え、ギフト需要やデスクインテリアとしても活躍する、新たな価値をもったプロダクトとして展開しています。

今後は国内展開にとどまらず、アジア市場を視野に入れたプロジェクトも始動予定。社会性と創造性が交差するプロダクトとして、より多くの人々へ「書く」を超えた体験を届けることを目指しています。

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8. 講談社×ヘラルボニー、障害とともに生きるアーティストたちによる10の多彩な物語

講談社は、障害とともに生きるアーティストたちの物語を世界に届け、自由で多様な価値観の醸成に貢献することを目的として、2024年5月23日(木)より株式会社ヘラルボニーとのコラボレーションをスタートしました。

この取り組みでは、講談社の「おもしろくて、ためになる」物語の世界への発信を目指したパーパス「Inspire Impossible Stories」とともに誕生したシンボルマークを、障害のあるアーティストたちの作品で彩っています。講談社の頭文字「K」をあしらいデザインされたシンボルマークは、「読者・ユーザー」と「作り手」、「日本」と「海外」など、「さまざまな交差点」を表現しています。

講談社の「多様性」を表す10色のコーポレートカラーごとに、1人ずつヘラルボニーの契約アーティストをフィーチャーするこの取り組みは、特設WEBサイト及び講談社公式SNSをはじめ、さまざまな形で国内外に発信されました。

講談社は企業活動を通じ、作り手と読者・ユーザーの両者に新たな発見や創造性を提供し(=Inspire)、あり得ない、見たこともないような(=Impossible)、物語(=Stories)を生み出すことを目指しています。

今回、障害に対する社会の認識を今までになかった方法で変えていくヘラルボニーとの取り組みから、新たな物語が誕生しました。

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9. アサヒビール×ヘラルボニー アート作品に没入する「飲めるアート展」気持ち高まる瞬間を

ヘラルボニーとアサヒビールは、没⼊型コンセプトショップ「SUPER DRY Immersive experience」内で、ヘラルボニー契約作家の井口直人氏と高田祐氏のアート作品内に没入したかのような感覚で「スーパードライ」を楽しむ「飲めるアート展」を2024年8⽉21⽇(水)から9月2日(月)の期間限定で開催しました。

無我夢中で創作することにより生み出されるへラルボニーの契約作家のアート作品と、自分らしくやりたいことに夢中になって“前進”する人々に寄り添いながら気持ち高まる瞬間があふれる世界をつくることを目指すスーパードライが“気持ち⾼まる瞬間”という部分で共鳴していることから、今回のコラボが実現しました。体感する多くの人に刺激を与え、気持ち⾼まる瞬間が連鎖的につくりだせるのではないかと考えたといいます。

期間中は、ショップ1階・B1階の空間全体をヘラルボニー契約作家のアート作品でラッピング。“異彩作家”によって描き生み出されたアート作品は、まさに気持ち高まる瞬間の結晶となりました。

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10. 貝印が紙と金属でできた世界初の「脱プラ」カミソリを開発、ヘラルボニー作家とコラボ

貝印株式会社は、アートエージェンシーであるヘラルボニーの契約作家・輪島 楓氏とコラボレーションを行い、金属だけでできたヘッドと紙ハンドルからなる世界初の「紙カミソリ®」を開発しました。

貝印の3枚刃カミソリ比で98%のプラスチック部分を削減した“脱プラ”商品の「紙カミソリ®」。1回使い切りのため、細菌の繁殖やサビの心配がなく、いつでも清潔に使用できます。

この「紙カミソリ®」が世界初の製品であることや、ジェンダーフリーなデザインを取り入れていることと、ヘラルボニーの作家が新しい文化を創出していることの間に“常識や先入観を超えた取り組み”という共通点を見出し、今回のコラボが実現したそうです。

「いい刃の日」を記念して2024年11月9日(土)より開催された貝印のコンセプトデザイン展示「切れ味とやさしさ展~半径5mのデザイン~」の来場者と、ヘラルボニーがアートプロデュースを手掛けるライフスタイルホテル「HOTEL MAZARIUM」のアートルーム宿泊者、また12月13日(金)にオープンする「FAV LUX 鹿児島天文館」のヘラルボニールーム宿泊者に限定配布されました。

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ヘラルボニーのコラボ事例10選まとめ

いかがだったでしょうか。独創性のあるアートは、さまざまなプロダクトや企画に鮮やかな華を添え、ブランド価値を向上させてくれる潜在的な可能性を感じさせてくれます。

どの事例も対等な関係のなかから生まれ、人々を喜ばせ楽しませてくれる相乗効果を体現してくれているのが特徴的です。

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