青年誌連載マンガの最終巻出版広告が小学生新聞に登場! 大河な4コマ『信長の忍び』
青年誌「ヤングアニマル」(白泉社)にて17年間連載された4コママンガ『信長の忍び』(重野なおき)の単行本最終23巻が、2025年10月29日(水)に出版。これを記念して、読売KODOMO新聞(10月23日・木)および朝日小学生新聞(10月29日・水)に広告を掲出しました。

「読売KODOMO新聞」全3段カラー広告 (重野なおき/白泉社)
同作は、戦国時代を舞台にしたギャグ4コママンガで、織田信長に仕える主人公・千鳥が、忍びとして奔走する姿を描いています。最終巻では「本能寺の変」を背景に、信長に迫る危機を察知した千鳥が動き出すという、歴史的事件の裏側をユーモラスかつドラマティックに描いています。
TVアニメ化もされている本作は、青年誌連載ながら幅広い層に支持されています。この新聞広告は、本誌の読者層にはあたらない小学生とその家族に向けたもの。
現役小学生から寄せられた推薦コメントとして、「おもしろいところ、かなしいところを読みながら、のぶながのれきしをまなべます」「ギャグセンスもあり、歴史を学ぶこともできるので、素晴らしいと思います」など、作品の魅力を素直に語る声が並びました。

「朝日小学生新聞」全5段モノクロ広告(重野なおき/白泉社)
また、TVアニメで秀吉役を演じた声優・山口勝平さんからも推薦コメントが寄せられ、「誰も悪くないし、みんな愛しい! こんな本能寺、重野先生じゃないと描けなかったでしょう」と、作品への深い愛情が伝わるメッセージが添えられました。
ヤングアニマルは、20~30代の読者を想定しているため、グラビアや性的描写を含む作品も掲載した「大人向け」の誌面作りが行われています。しかし、小学6年生の社会科授業で扱われる「戦国時代」をテーマにした本作は、笑いながら史実に触れるきっかけとなりうる教育的な側面と、ギャグマンガとしてのエンタメ性を兼ね備えています。

従来の媒体読者層とは異なるターゲットに向けて、作品単体を切り出した単行本の販売戦略として「小学生でも、この作品ならOK」と大人が判断する余地をつくる、巧みなアイデアを示します。さまざまな世代から愛された作品の完結を祝福するにふさわしい、青年誌としては異例となる広告を展開しました。
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