アンハッピーアワー!? 販売会社がビールの値段を13.1%値上げした理由
ポルトガルでは、働く女性の賃金が男性と比べて13.1%低いというデータがあります。同一賃金同一労働どころではなく、女性がより高位な資格を有している場合でも賃金だけは男性が高いケースもあるようで、深刻な社会問題として多くの関係者が状況を是正すべく活動しています。そんな中、さまざまな偉人や有名人をモチーフにしたビールを販売するCerveja Musaは、あえて特定商品の価格を13.1%“値上げする”期間限定の音楽イベントを開催しました。
“The Unhappy Hour(アンハッピーアワー)”というタイトルがつけられた施策の目的は、Musaが販売するビールの内、女性の名前が由来となっている3商品を13.1%値上げすることで男女の賃金格差を浮き彫りにすること。その活動をさらに多くの人に伝えるため、売上金の一部を寄付することを前提とした音楽イベントも開催し、値上がりしている状態のビールを多くの音楽ファンに消費してもらいつつ活動の意義をアピールしました。
その結果、経済界の専門家を巻き込むことに成功し、是正こそ完了してないものの企業経営者の間に“男女の賃金格差”がトピックとして上がるようになったようです。一企業で実現するにはあまりにも大きすぎる社会課題、今後他のブランドや団体はどう行動していくでしょうか。
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