UZU、価格高騰時代に“逆光”!? EC一本化で価格を下げる攻めの戦略
株式会社フローフシが展開する「UZU BY FLOWFUSHI」は、化粧品の値上げが常態化するなか、小売販売を順次終了しECに一本化。人気の「アイオープニングライナー」全25種を旧価格税込1,694円から1,100円の公式オンライン限定価格で提供を開始しました。
流通・広告・中間マージンといった“見えないコスト”の極小化により、品質はそのまま、ビューティーの新しいスタンダード「The Fair Side of Beauty」を提案しようというものです。
美しさは生きるために絶対必要ではないかもしれないけれど、美しさを楽しむことで、気持ちが軽くなったり、自分を少し好きになれたりする──それは日々を自分らしく生きるための大切な力だとUZUは捉えているといいます。そこで、これまでのビューティーの「当たり前」を見直し、新しい選択肢を提示しようという試みです。
化粧品の価格には、原価だけでなく流通・広告・中間マージンなど商品の価値に直結しないコストが含まれます。UZUは小売販売を順次終了し、EC一本化することで、この販売に伴う諸コストを極小化し、“本来あるべき価格”へリセットします。このことを「ビューティーのフェアトレード」だとして、品質を落とさずに、価格を再定義する挑戦だといいます。
誰でも描きやすい「大和匠筆」、手にしっくりと馴染む八角形の容器、にじみにくく、お湯でオフできる機能性。日本の誇れる技術と職人の手仕事があるからこそ実現してきた品質を守りながら、これからも日々アップデートを重ね、さらなる満足を追求していくとしています。
さまざまな小売店で販売されていることは、手に取りやすい、気軽に試せるなどの利点も多いもの。しかし、全国に流通させるコストは商品の価格に反映されていることもまた事実です。
そんな中間コストを自社のECサイトに一本化することで削減し、35%もの価格還元を実現しています。
ブランド認知も安定し、日々のメイクアップに使い続ける人にとっては消耗品でもあるアイテムは定期的に購入する人も多いことでしょう。そんな人にとっては求めやすい価格は、さらに購入し続ける理由となるはず。ブランディングとしての新しい挑戦の取り組みといえそうです。
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